◆陸上 日本選手権 第3日(29日、福岡・博多の森陸上競技場)

男子200メートル予選で、2017年ロンドン世界陸上7位のサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が20秒84の3組1着で決勝進出を決めた。
梅雨空で出場選手は口々に「体が重い」と話し、サニブラウンも足場の悪い状況に「雨が降っていて、嫌々でしたけどね」と冗談交じりに笑ったが、最後は軽く流してゴールし、力の差を見せつけた。

今年から大会期間が1日延びて、4日間になった。1日あたりのレース数は減ったが、その分、集中力を保つ時間は長くなった。「1日長いと、もう1日集中しないといけないので気持ちはハード」。
加えて開催地の福岡は大会開幕前日に梅雨入り。連日天候は不安定で、この日も激しい雨が何度も競技場を襲った。自称・雨男の20歳は高い湿度の影響などもあって疲労がたまっており「(疲れは)結構きています。
全米(大学選手権)よりはマシだけど、そろそろ休みたい」と本音を口にした。

30日の決勝では17年大会以来、自身2度目の短距離2冠に挑む。「あと1本、しっかり集中したい」。雨にも疲れにも負けず、最後まで大会の主役を張り続ける。

6/29(土) 20:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190629-00000131-sph-spo

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