WWEの日本公演「Live Tokyo」(28、29日=両国国技館)初日大会が開催され、メインのWWEユニバーサル王座戦は
王者のセス・ロリンズ(33)が“黒いロックスター”中邑真輔(39)を撃破して王座防衛に成功した。

中盤までは中邑が一方的に攻めた。王者をエプロンに置いて上下からヒザの乱れ打ち。さらにはコーナーに押し込んで
グッドバイブレーションを決めた。

しかし王者はスリングブレイドからファルコンアローで中邑の動きを止めると、トペ・スイシーダ連打、スワンダイブ式ニーアタックで
一気に流れを変えてしまう。

中邑は変則的な動きからアームバーへ移行。王者はこれを強引に抱え上げるも、コーナーで体を入れ替えた中邑がヒザで
顔面に入れてペースを奪い返す。

そして必殺のキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)へ。ここは王者が寸前で読みきってレボリューションニーから
フロッグスプラッシュを決める。勝負ありと思われたが、一瞬のスキをついて中邑が鮮やかなキンシャサ弾を決めた。

しかし3度目はカウンターのスーパーキックで迎撃され、最後は必殺のストンプ(後頭部への踏みつけ)で3カウントを奪われた。

昨年11月「サバイバー・シリーズ」の初対決から7か月。両雄の激突はさらにレベルアップしたことを証明した。惜しくも敗れた
中邑だが、29日大会ではロバート・ルード(42)と激突。今後はフィン・ベイラー(37)が保持するWWEインターコンチネンタル王座に
照準を合わせる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190628-00000056-tospoweb-fight