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吉本興業は、幹部をはじめその構成員にいたるまで、自分らが反社会的勢力同等と見られている事について自覚が足りないようだ。
長期的カネ回りの停滞(これを不況と呼ぶのかデフレと呼ぶのか知らないが)に苦しみながらも、
真面目にコツコツ生きている(またそれ以外生きようのない)一般庶民にとって、
TVに出演しては横暴な振る舞いをして恥じないお笑い芸人らについては、
既に「おもろい連中」から「おもろくもないのに、いけすかない連中、鼻持ちならない連中」へと印象転換がなされている。
これはアイドル界で言えば、SMAPら(特に木村みたいなキャラ)に対する冷たい視線の増加とも通底している。
要するに、大して才能を感じさせるわけでもない連中が、大手事務所に守られて、何デカい面してTV界を泳ぎ回ってるんだと。
(実際、それが現実離れしたやっかみなら一笑にもふせられようが、現実を冷静にみれば連中の才能のなさは余りにあからさまだろう、残念ながら)
特にお笑い芸人などは、最初から品性も知性も欠片すらない連中が、芸能界のみならず一般社会にまで出張って一人前に説教まで始める……
こんなことがそのまま許されて行くはずがない……
にも関わらず、恐らく芸人同様知性も品性もない連中が経営している芸人置き屋業の皆さんは、
刹那の経済的成功に目が眩み続け、世間の風向きを読むことを怠っているようだ。
現実問題として、歴史的にお笑い芸人などというものは、社会の最底辺で蠢き地を這う被差別集団なのである。
この構造は今でもさして変わってはいないが、支配者側の寛容と譲歩によって、
芸人を差別してはならないし、彼らの品性なき言葉にもたまには耳を傾けなくてはならないし、人気があるなら相応の報酬も与えられなければならない…
といったPCに基づくマナーのようなものが社会的なスタンダードになっていったわけだ。
だが、品性なき者たちというのは、残念ながら他者の譲歩や寛容を目の前にすると、一気につけあがらないではいられない人々のようなのである。
世界的に、譲歩を重ねて来た人々が堪忍袋の緒を切って声を上げ始めたのは、このような人々の横暴な振る舞いを許せなくなって来たことによるものだ。
国内的には、これは欧米のように移民問題が燃え盛る以前のソフトな先駆的現象と見るべきものである。
「他人を差別してはならない」
この絶対的命題を反故にしてやろうという異常な差別主義者など極少数だ。
問題は、そのような命題を尊重して、寛容と譲歩の姿勢を示していると「つけこまれてしまう」こと。
この事実に、世界的に多くの善良な市民が苛立ちを募らせている。
在日外国人の方々を問答無用で差別するレイシストの連中は異常だと思う……
だが、国家間の関係で、過去の歴史的瑕疵に謝意を示し譲歩をすると、更に「つけこんでくる」…このような国家をもう放置していてはなるまいという事。
世界の潮流はそちらの方向に間違いなくシフトしている。横暴が目に余り過ぎるからだ。
吉本興業のような芸人置き屋会社とその構成員が、あたかも社会のオピニオンリーダーのように振る舞う……いや、それは違うだろう、アブク銭貯めたぐらいでデカイ面するな、と……当然の常識ではなかろうか。
繰り返すが、これは我が国で移民・難民問題が社会的大問題になる前の兆候/前兆なのであり、
ここで互いに歩み寄るエクササイズを積んでおかなければ、やがてくる他民族との摩擦や軋轢では本格的な紛争へと発展しかねないのである。
またこのような社会的兆候を受けて、社会大衆文化は単に綺麗事ではない、どのような提言や表現ができるか、
今、問われ始めていることに自覚的たるべきだろう