オリックス・長村裕之球団本部長は27日、ジョーイ・メネセス内野手(27)が日本野球機構(NPB)よりドーピング検査で禁止薬物が検出されたとし、同日から1年間の出場停止処分を科されたことについて会見し、選手契約を解除すると発表した。

 「今回の事態により、日本契約機構、ならびにファンの皆さまに多大なご迷惑とご心配をかけすることになり心よりおわび申し上げます」

 メネセスは球団を通じて「昨年まで米マイナーリーグでプレーした際、幾度かドーピング検査を受けましたが、陽性になったことは一度もなく今回の結果にはショックを受けています。しかしながら現実を受け止めるしかなく、処分を受け入れる必要があると思っています。ファンの皆さま、関係者の皆さまにご迷惑をおかけまして誠にもう訳ありません」とコメントした。

 NPBのアンチドーピング調査裁定委員会の報告では、メネセスは4月9日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)でドーピング検査の対象選手となり、尿検体を採取。禁止薬物「S1.タンパク同化薬」で指定されているスタノゾロールの代謝物が検出された。

 5月22日には球団関係者立ち会いの下、メネセスと面会。事情説明が行われ、本人は意図的な摂取はないと述べたという。

 6月12日にメネセス本人による弁明の機会が設けられた後、同調査裁定委員会を開き、制裁の内容を決定した。処分についてはこの日、球団を通じて本人に通告された。

デイリー 6/27(木) 15:29
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