【映画】高畑勲監督「母をたずねて三千里」が西洋人にも受け入られた理由
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
2019年6月25日 21時01分シネマトゥデイ
高畑勲監督「母をたずねて三千里」が西洋人にも受け入られた理由
https://www.cinematoday.jp/news/N0109540
トークイベントを行った(写真左から)東京藝術大学特任准教授のイラン・グェン、小田部羊一、モデレーターのグザヴィエ・カワ=トポール。(撮影:中山治美)
https://img.cinematoday.jp/a/N0109540/_size_640x/_v_1561449634/03.jpg
今年の名誉ゲストとして現地入りした小田部羊一。(写真:中山治美)
https://img.cinematoday.jp/a/N0109540/_size_640x/_v_1561449634/02.jpg
フランスで開催された第43回アヌシー国際アニメーション映画祭で、故・高畑勲監督が手掛けたテレビシリーズ「母をたずねて三千里」(1976)の制作秘話を語るイベントがあり、キャラクターデザインと作画監督を務めた小田部羊一が登壇した。トークの前には第1話の「いかないでおかあさん」と第2話の「ジェノバの少年マルコ」の上映もあり、特に親子の別れが切ない1話では会場のあちこちからすすり泣く声が響き、改めて不朽の名作の威力を見せつけていた。
同作は1976年1月4日〜12月26日に、フジテレビ系のテレビアニメシリーズ「世界名作劇場」の枠で放送された。イタリアの作家エドモンド・デ・アミーチスの小説「クオレ」を原作に、イタリアの港町ジェノバに住む少年マルコが、アルゼンチンに出稼ぎに行ったものの連絡が途絶えてしまった母アンナを探して旅に出る“児童股旅もの(高畑監督)” だ。
スタッフは、同じ世界名作劇場で1974年に放送されて好評だった「アルプスの少女ハイジ」のスタッフが再集結。演出を高畑監督、場面設定を宮崎駿、さらに作画監督補佐にはNHK連続テレビ小説「なつぞら」のヒロイン・なつのモデルであり、小田部氏の夫人である奥山玲子さんが参加。イタリアをはじめ海外でも放送されており、この日も約200席の会場が学生などで満席となった。
もっとも小田部は「マルコがお母さんを探してアルゼンチンを延々と旅するものですから、描く方も辛かった。宮崎駿も同じ気持ちだったのではないでしょうか」と振り返った。
アニメの制作で海外ロケが珍しかった時代、「アルプスの少女ハイジ」に続いて本作でもイタリアとアルゼンチンへ向かった。しかし1年に及んだ「アルプスの少女ハイジ」での座りっぱなしの生活がたたって、小田部はぎっくり腰になってしまった。長旅に耐えられそうにないと思った小田部は同行を断念。現地へは高畑監督、宮崎、脚本の深沢一夫、美術監督の椋尾篁さんの4人が向かった。
参加できない代わりにと、高畑監督から手渡されたのが「ヨーロッパ俳優年鑑」。そこに掲載されていた多数の写真から、キャラクターを作るヒントにしたという。例えば、マルコのお父さんはイタリア映画『鉄道員』(1956)の監督・脚本家・俳優のピエトロ・ジェルミ。お母さんはルネ・クレマン監督『居酒屋』(1956)の主演女優マリア・シェル。旅先で出会うペッピーノ一座の座長ペッピーノ一おじさんは、イタリア映画『ナポリの饗宴』(1954)のパオロ・ストッパといった具合だ。
小田部は「当時、日本人には欧州人が珍しいわけです。なので出会った欧米人を一生懸命、観察しました。イタリア人が食事をして『ボーノ(おいしい!)』と表現したり、肩をすくめたりする仕草を。ありとあらゆる参考になるものを作品に取り入れようと頑張りました」と言う。本作が西洋人にも難なく受け入られている理由が、ここにあるようだ。
さらに高畑監督が物語に取り入れたのは、イタリアで1940〜50年代に盛んとなったネオリアリズムで、まだ幼いマルコ少年に現実社会の厳しさを容赦なく味あわさせた。
小田部は「高畑監督も(同期の『狼少年ケン』などで知られる)池田宏も、戦後に入ってきたイタリアのネオリアリズムを描いた映画をたくさん観ていましたので、アニメとはいえ現実の厳しさをきちんと表現しなければいけないという意思を持っていました。とはいえ厳しすぎず、さりげなく感じさせる。そういう計算が演出でされていると思います」と分析した。
(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
(取材・文:中山治美) >>96
ラスカルなんて最終回終わってひと月ぐらい何もする気が
起こらないぐらい呆然としてしまった。 再開した時に母親はマルコの苦労あんま分かってなさそうだった >>58
全く逆だわ、フランダースだけは全然面白く感じなかった。
ラストシーンは有名だけどな...本当にそれだけ。 旅にでる前の話が好きだったな
マルコがアイスクリーム売る話とか瓶を洗うバイトとか >>96
ラスカルの最終回は静謐でいいよな
原作はさらにいい フィオリーナ「いいえマルコ、あなたは鋭すぎるのよ」
マルコ「や、やめてくれー!」
フィオリーナ「マルコが、くわれてる、、、」 高畑の絵コンテの絵がちゃんとしてたら、それは本人が描いているものではない >>98
ウチの嫁も娘もマルコとハイジは激しく嫌ってるw
存在自体が苛っと来るらしいw
ポリアンナも私以外には人気無いがw はるか草原を ひとつかみの雲が
あてもなくさまよい とんでゆく
山もなく谷もなく 何も見えはしない
けれどマルコ おまえはきたんだ
アンデスにつづく この道を
さあ出発だ 今 陽が昇る
希望の光 両手につかみ
ポンチョに夜明けの 風はらませて
かあさんのいる あの空の下
はるかな北を めざせ
会いたいな 大好きなかあさん
あの 雲にのり
大空なんか ひとまたぎ
とびこみたいんだ かあさんの胸に
かあさん おはよう
ボンジョールノ ミヤマードゥレ >>53
イタリアでルパンが大人気だったのは有名だけど実は子供には内容が難しくて
海外であまり受けなかった初代ガンダムが唯一受けたのもイタリアなんだよな
それだけ色んな日本のアニメ観て視聴者のレベルも上がってたってことだろうけど 船を乗り換えた時、あまりのギャップに愕然としたのを覚えてる ルパンとかマルコとか日本製のアニメって知らないまま見てたんだろうな マルコはとにかく可愛くないガキだったアメディオかわいいよアメディオ >>113
ザンボット3の最終回観て衝撃のあまりゲロっちゃったインザーギw イタリア放送協会の「名探偵ホームズ」みたいなもんだなw >>107
ペットを森に捨てちゃうんだから今だとコンプラ的にアウトっぽいけどな 現地で放送されなかったペリーヌ物語ってもったいないね。 >>112
JASRACの方からなんか飛んできよるで >>112
こういうバカって自分が違法行為をやってるっていう自覚がないバカなんだろうな 他所の文化圏の物語をこんなに忠実に再現するのって日本だけだろ
しかもあんな情報の少ない時代に >>1
この作品、東映動画出身者で固めた当時の最高スタッフの作った作品とも言える
暗いシーンが多かったので子供ウケはしなかったんだが自分は名作シリーズの中ではNo.1だと思ってる
原作は短編なので話はほとんどがオリジナル。高畑作品の中でも傑出している 面白い面白くないというより全く理解出来なかったな
子供心に幼い子供が一人で外国に旅に出る、それを容認する父、という最初の段階から納得出来なかった
サーカス一家も無責任と思った
だから母と再会したときも感動もなかった
猿は可愛いかったけど 暗い奴らは暗い話が好きなんだね
このアニメ再放送してたけど見たことない
フローネやトムソーヤの方がワクワクして大好き イタリアはその昔
アタックNO1のアニメがヒットして
女子バレー人口が激増したり
ベルサイユのバラの実写版作ったり
なかなか濃ゆいわ >>129
「さあ出発だ」のとこから転調してテンポアップするとこがかっこいいやね 80年代は新日本プロレスもイタリアで人気あったんだな。 今ってこういうガチ硬派なアニメって無くなったよな。 母と会うのはどうでもいいが、旅の過程がじっくり描かれて良かったな。観て損はない。アニメの大河ドラマだよ。 ペッピーノさんはロマじゃないのか?
イタリア人なのか >>133
ウチの母娘はカトリがお気に入りw
私も嫌いじゃないw >>135
イタリアはガンダムが大人気なのはなんでなんやろ? >>2
ドイツ旅行したときホテルのテレビザッピングしてたら子供向けアニメチャンネルでハイジやってた アルゼンチンの田舎で会った農家の親父がめちゃくちゃ楽器が上手かったのを覚えてる 昔放送室でアメディオがマルコよりデカイガチの猿だったらとかの妄想で大笑いしたな 子ザルが一言も人間の言葉をしゃべらないのが
今考えると子ども向けアニメとしてはリアルだな
今だったらぜったいしゃべらせるぞ 今、WOWOWで放送してるよな
もうすぐ終わるみたいだけど >>120
捨てたんじゃなくリリースだから
っていえば似非愛護家は黙るよ >>43
制作陣もそうだったらしいけど、観ている人はマルコと一緒に旅をしているような感覚になるんだよね
マルコが大人に有り金全部盗まれたりショッキングな場面も結構あった
悪い人が出てこないファンタジーの住人ハイジと違ってこっちは現実の中を生きているリアルな主人公なんだ
でも酷い目にあったりしても捨てる神あれば拾う神ありで、助けてくれる人もちゃんといる
高畑勲が言ってるように三千里は股旅ものなんだよね
宮崎駿がよく言う「この世界は生きるに値する」と思えるような励ましをもらえるドラマだった
個人的には日本のTVアニメ史上最高傑作だと思ってる この作品って、他にも宮崎駿、小田部羊一、奥山玲子が手掛けているだよね。
朝ドラ「なつぞら」のオールキャストが制作している。 >>30
月からオウム真理教が迎えに来る話だっけか 唯一泣いたアニメがこれだわ
しかも第一話から毎回泣いてた記憶 >>139
いやいや、ナベタケの件はペリーヌの方でし
三千里は坂田晃一 >イタリアの作家エドモンド・デ・アミーチスの小説「クオレ」を原作に
これが全てだろ >>130
南米にいる親戚を頼って渡航したが騙されてた。母親の稼ぎをイタリアに送金していたんだがそれをちょろまかしていたので手紙も全部
送らないでその親戚の男が止めていた
おかげで母親は音信不通になって気を病み病気に。マルコも無理をして南米に行く決心をする羽目になる ちなみにフランダースの犬の舞台はベルギーだが
アロアがかぶってる三角っぽい帽子、あれはお隣オランダの民族衣装
オープニングに出てくる風車もオランダを象徴するもの
いわば日本が舞台なのにヒロインがチマチョゴリを着ているようなもの
日本人にはピンとこないかもしれないが、ヨーロッパ人には違和感ありありだそうな
まあ何事もディテールと下調べは大事ってことよね マルコ・ポーロの方が見たい
NHKはなんとか録画保存してる人を探し出せ >>35
子供の頃山田に住んどったけど、駅前のマンションに釜本住んでてよく見かけたが、怖かった アルゼンチンが経済大国だったころ、イタリアから出稼ぎか >>134
赤毛のアンも冒険活劇だけどそういうジャンルになってない
男だと受け入れにくいんだろか >>162
最近BSでおしん観てるんだけど時々
三千里っぽい笛の音とか聞こえてきてちょっと笑えるw ラスカルのせいで飼いきれなくなったペットのアライグマを後ろめたさもなく野に放った
そのせいで野生化したアライグマが、繁殖して大変なことになっている >>79
ペッピーノが銃を持って寝ているカットでこのアニメは凄い、これまでのとへ違うとすぐ分かったよ >>171
それがあったからアルゼンチンからイタリアにプレーに来るサッカー選手多かったりしたんだよね
マラドーナもお婆ちゃんがナポリっ子だったし >>134
フローネはご都合良すぎ
無人島にそんなものは無い >>134
まぁ好みが分かれるかもしれんがこの作品はむしろ30代以上の人が見ると面白いんじゃないかな
登場してくる人物は自分勝手でだらしなかったりずる賢いんだけどちゃんと救いがあるんだわ
そういう意味じゃ子供向けじゃないんだけど >>176
そうなのか!
風太くんのせいかと思ってたわ 昔は子供が苦労するアニメが多かったな。何やら説教臭くて嫌いだったが。 >>172
赤毛のアンは音楽が良かったなぁ
原作を忠実に淡々となぞっていってるだけなんだけど演出が良いんだろうね飽きなかった 馬車の車輪を治すのに丸々一話使ってたな
パスタを茹でる描写とか生活の描写がいちいち丁寧 >>183
カルピスのプレゼントで人形があったような >>186
アンは音楽がすばらしい
オーケストラ使うなんてずるいよw 天才バカボンに「母をたずねて三千円」という回があってだな アンは付き合う人間がグレードアップするところが良かった。
アヴォンリーの連中→プリシラグラントとステラメイナード アニメ・ドラマの主題歌ではハネケンが好き
コード進行や転調がなんかいいんだよね
渡鬼のポッと明るくなるとことか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています