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続き

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今田さんの部屋は白と黒で統一され、ビックリするくらい清潔でした。
入り口にはボブ・マーリーのオシャレなイラストが飾ってあったのを覚えています。

でも、中に入ると、今田さんはすぐAちゃんと寝室に消え、宮迫さんもBちゃんとリビングに行ってしまった。
私は残る二人に連れられて、別の部屋に入りました。

そこは通称「ブルース・リールーム」という、今田さんの好きなブルース・リーのグッズやマンガなどが並んでいる
部屋でしたが、入るなり二人に押し倒されました。

入江さんの「先輩、(先に)どうぞ」の声で山下さんが襲い掛かってきて、無理やり私の下着をズラして、
行為を始めたんです。抵抗したけどダメでした。

しかも、山下さんは終わった途端、「お前の、全然よくないわっ!」と言い放ったんです。
続いて、入江さんが覆いかぶさってきた。わたしは半ばショック状態で身体が動きませんでした。

▼「えっ?」「ガセですよ」「ガセですから!」

でも、それで終わりじゃなかった。
宮迫さんが部屋に入ってきたかと思うと、二人に「(お前たちも)来い」と言って4Pを始めようとしたんです。

さすがにこれには、必死に抵抗しました。
そしたら入江さんが「スンマセン、今回の子はムリみたいです」と言い、宮迫さんは「気取りやがって」と吐き捨て、
不機嫌な顔で部屋を出ていきました。

そのあとリビングに連れて行かれると、そこにはAちゃんとBちゃんが待っていて、今田さんに
「じゃあ、君ら、帰ってくれるかな」と部屋から追い出されるように帰らされました。

外はもう明け方でした。
「今田さんとセックスをした」というAちゃんの頬が赤くなっていたので理由を聞いたら、
「今田さんに右の頬ばかりビンタされた」からと言う。私たち、モノ扱いされていたんですね。