0001湛然 ★
2019/06/24(月) 05:29:32.61ID:AuWtVTtr92019/06/23 20:45 山崎伸子
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(C)NHK
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NHKの大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(毎週日曜 20:00〜)で、浅草の遊女・小梅役を好演してきた橋本愛を直撃。小梅は、美川(勝地涼)ではなく、清さん(峯田和伸)と結ばれ、今やたくましい肝っ玉母さんに。そんな中、関東大震災が勃発。小梅たちも被災し、バラック暮らしを強いられた。
23日に放送された第24回は、中村勘九郎演じる金栗四三が主人公を務めた前半戦の最終回。壊滅的な被害を受けた東京では、嘉納治五郎(役所広司)の提案で、完成間近だった神宮競技場にバラックが立てられた。そして、金栗の提案で復興運動会が開催されることに。『あまちゃん』で描いた東日本大震災のエピソードと同様に、宮藤脚本は、被災者たちの悲しみに寄り添いながら、復興へと前を向く人々の希望を映し出した。
――感動的な復興運動会のシーンを撮った感想から聞かせてください。
台本を何度読んでも涙が出てくるくらいすごく好きなシーンです。みんなもそうですが、小梅自身も関東大震災で被災し、2カ月ちょっとの間、すごく大変な中で生きてきたので、ご褒美をもらったような気持ちになれました。みんなと楽しい時間を共有できたことが素直にうれしかったです。
――関東大震災以降のお芝居は、何か意識的に変えられた部分はありましたか?
脚本では、小梅がみんなを元気づけるという強い姿が描かれています。自分は、意識的に変えた部分はないのですが、もしかしたら自然と、何かが変わったように見えるかもしれないし、そうではなく、いつもどおりにふるまっているように見えるかもしれない。私自身も、どう見えるのかはわからないですが、どう伝わるのかが楽しみでもあります。
――橋本さんも熊本出身で、熊本地震ではご家族が被災されていますが、震災のシーンはどんな思いで臨まれたのですか?
個人的な思いを込めたというよりも、参考になった部分があったという感じです。私は当事者ではないのですが、家族が地震に遭った時、どういう気持だったのかとか、近くの小学校へ避難して数日間過ごした時、どれだけ大変だったか、何が足りなくて困ったのかとか、そういう家族の話を思い出しながら、小梅の経験に重ねていった感じです。
――清さんを演じた峯田さんは、バラックで小梅と清さん、孝蔵(森山未來)が、ろうそく1本で一夜を過ごすシーンがとても印象的だったそうです。
私も大好きなシーンです。小梅と清さんは、悲しみに足を取られず前に進もうとする強さがあります。だから孝ちゃんに対しても、笑ってほしい、楽しい気持ちになってほしい、という思いがありました。そして孝ちゃんにしかできない復興の方法を知っていたからこそ、落語をやってほしいという願いを持った2人の優しさが、私自身の胸にも沁みました。
――実際にどんなことに思いを馳せたのですか?
私は被災したことがないし、実際に被災した方々に対して物理的にできることは少ないと思いますが、あのシーンでは、すごく心を寄せられたような気がします。もちろん実際に届いたかどうかはわからないけど、あの時間は本物だったなと信じられる後味があります。
(中略)
――宮藤官九郎さんの朝ドラ『あまちゃん』にもヒロインの親友・ユイ役で出演されていましたが、宮藤脚本の魅力はどういう点だと思いますか?
どこをみても脇役と呼べるような役がなくて、すべてのキャラクターにちゃんと存在感があるところ、その登場人物それぞれの可笑しみがあって、観た人の印象に残る点です。それは、宮藤さんの人間観察力と、根底にある人間愛によるものかなと。小梅は頻繁に出てくる役ではなかったけど、宮藤さんの役柄への愛を感じることで、自分自身のモチベーションも保てるし、本当に素敵な脚本家さんだと思います。
――『あまちゃん』の時を振り返ってみていかがですか?
『あまちゃん』の時は、今よりも感じ取れるものが段違いに少なかった気がします。視界が狭く、どこに集中するべきなのか困惑していました。なので今の状態でもう一度、『あまちゃん』の脚本を読み返したい気分です。
(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)