◇交流戦 西武5−2中日(2019年6月19日 ナゴヤD)

「交流戦男」が止まらない。西武・中村剛也内野手(35)が19日、中日戦で同点11号2ランを含む3安打4打点で逆転勝利の立役者となった。
チームはこれまで4戦全敗だった今季の交流戦のカード2戦目に初白星を挙げた。
中村は交流戦通算打点を202とし、歴代トップを独走。プロ通算本塁打も396とし、大台にあと4と迫った。

2―2の9回1死満塁。打席には交流戦男でもあり、満塁男でもある中村がいた。
「前の打者がつないで好機で回ってきたので、何とか走者を還すことだけを考えていた」。
大野雄の2球目を振り抜くと、打球は左中間へ飛んだ。2走者が生還して勝ち越し。
この一打で、1位を独走する交流戦通算打点を202に更新した。

通算18度の満塁本塁打を放ち、2位で15本の王貞治をしのぎ歴代1位。
今季の交流戦では、満塁で5打数4安打10打点と無類の強さを見せている。ただ、本音は違う。
14日のヤクルト戦で今季2本目の満塁弾を放った際、意外にも
「満塁は苦手。打たなきゃという感じになるので、あんまり好きじゃない」と、こぼした。
それでも「点を取るのが打者の仕事」と、役目を全うし続けて今がある。

2点を追う7回には2死三塁から左腕の139キロツーシームを捉え、逆方向の右翼席へ突き刺した。
2戦連発で、歴代単独2位の「229人斬り」とする同点11号2ラン。
これが節目の交流戦通算200打点となり「あの球は狙っていた。
引っ張りにいったらゴロになりやすい球だったので、右側を少し意識して振った。今日は良い打撃ができた」とうなずいた。
前日18安打の打線が6回まで中村の放った1安打に抑えられ、2点を追い掛ける展開。
それだけに、辻監督は「あの2ランは大きかった。よし、いけると。
合計で4打点?ありがとうございます」と感謝した。

これで、過去19人しか達成していない通算400本塁打まであと4本。普段は「記録は意識することはない」と言い切る中村だが、400号に対しては「早く打ちたい。
早く達成したいというのはある」と語気を強めた。大台到達は遠くなさそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00000019-spnannex-base
6/20(木) 5:30配信

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https://www.youtube.com/watch?v=1BS3X248BhA
中村剛也 同点2ランホームラン 第11号

https://www.youtube.com/watch?v=Uip9Wv16Ecw
西武 中村剛也 応援歌