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男子グレコローマンスタイル87級決勝の第2ピリオドで鶴田(左)を攻める角雅人
◇レスリング全日本選抜選手権第2日(14日、東京・駒沢体育館)
2020年東京五輪につながる世界選手権(9月、カザフスタン)代表選考を兼ねた全日本選抜選手権は第2日を行い、男子グレコローマンスタイル87キロ級で、昨年代表の角雅人(25)=自衛隊=が優勝。昨年の全日本選手権との連覇を合わせ、世界選手権代表の第1号切符を獲得した。2組で行われた予選を1位で突破し、決勝戦で、昨年全日本選手権決勝で争った鶴田峻大(23)=自衛隊=を5―3で返り討ちにした。
背筋をしゃきっと伸ばして受け答えする自衛官レスラーは「ホッとしてます」と、はきはきと喜びを語った。太いまゆ毛が印象的で「だれかに似てると言われたことはないか?」との質問に「自分はポジティブに言えば(モデルの)山田親太朗さんですが、個人的な好みは(お笑いタレントの)小島よしおさんです。14歳の時に持ちネタがなくて、勝手に使わせていただきました!」と、自衛隊の点呼のように威勢良くこたえた。
世界選手権で3位以内に入れば、東京五輪代表に内定する。「自分は5位に入れば(国の)出場枠の獲得になりますが、3位に入って一発勝負で(五輪代表の内定を)決めたいです」と意気込んだ。今大会の自己採点を「自分は攻撃は100点満点ですが、(3失点した)ディンフェンスは0点。なので間をとって、30点です」と独自の計算法で算出した。
また世界選手権までの課題として「自分はセルフディフェンスフォース(自衛隊)なので、ディフェンスの徹底です」と、敬礼しそうな勢いで掲げていた。