バカリズムが2006年から3年にわたって銀行勤めのOLのフリをしてつづったブログを書籍化した「架空OL日記」が、映画化されることが明らかになった。2017年のドラマ版から引き続きバカリズムが脚本・主演を務め、2020年に全国公開される。

 バカリズムが原作・脚本・主演も務めた2017年のドラマ化では、リアルなOLの日常描写に共感が相次ぎ、第55回ギャラクシー賞奨励賞を受賞するなど高い評価を受けた。また、バカリズムは脚本家として第55回ギャラクシー賞特別賞、第36回向田邦子賞にも輝いている。

 ドラマ版から約2年を経て、ついに映画化。バカリズムは「そのうちやれるとは思っていましたが、率直な気持ちとしては、嬉しいです。その一言ですね」と喜びをにじませており、意気込みを聞かれた際には「正直意気込むようなタイプの作品では無いのかなと思っています。意気込むと、リアルでは無くなってしまうので、普通に生活している様子を見せられたら、と思っています」と語った。

 映画はドラマ版の世界観を継承した内容となるようで、バカリズムは脚本について「映画だからといって変えることないようにしました。ドラマ版と同じ世界で、その世界が壊れないように。ドラマ版を見ていた人もすんなりと作品に入れるように心がけました」とコメント。ドラマ版から続投となる住田崇監督も「ドラマ同様、淡々とOL生活を描きます。ただ面白いです。そして新キャラクターも登場しますのでご期待ください」とアピールしている。(編集部・吉田唯)

『劇場版 架空OL日記(仮)』は2020年に全国公開


2019年6月7日 7時00分
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