秋田英夫 2019/06/06 17:37

現在大ヒット上映中のアメリカ映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(GODZILLA KING OF THE MONSTERS)』(監督:マイケル・ドハティ)の偉大なる"原点"である東宝映画『ゴジラ』(1954年/監督:本多猪四郎)の公開から、今年で65年となる。同時に、『ゴジラ』の主演俳優・宝田明の芸能生活も65周年を迎えた。
これを記念して、日本の伝統文化である岩手県の"南部鉄器"とゴジラがコラボを行い、宝田明・総合プロデュースによる「南部鉄瓶ゴジラ」が誕生した。65周年にちなみ、世界限定65点の生産・販売となるこの「南部鉄瓶ゴジラ」のお披露目を兼ねて、「<ゴジラ&宝田明>65周年記念イベント」が5日、新宿・マルイアネックスの「ゴジラ・ストアTokyo」にて開催された。




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写真左から、宝田明、初代ゴジラ



第1作『ゴジラ』の"フリゲートマーチ"に乗ってステージに現れた宝田は、『ゴジラ』撮影の思い出を聞かれると、「私にとって夢にまで見た"主役"の座でございますから、台本をいただき、撮影を行い、完成試写があって、渋谷の劇場まで観に行ったこと……すべてが今でも鮮明に、記憶の中に残っております」と、ゴジラに対する人間サイドの主役「南海サルベージ」所長の尾形秀人を演じた記憶が、現在でも心に刻まれていると語った。



尾形を演じたとき20歳だったという宝田は、現在85歳でありながら背筋がしっかり伸びていて、さすが"永遠の二枚目スター"と呼ばれるだけあって衰えを感じさせない若々しさを保ちながら、にこやかな笑顔でトークを進めた。

日本(東宝)で製作されたゴジラシリーズは第1作『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで29作品存在するが、宝田はその中で『ゴジラ』および『モスラ対ゴジラ』(1964年)『怪獣大戦争』(1965年)『ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘』(1966年)『ゴジラVSモスラ』(1992年)『ゴジラFINAL WARS』(2004年)と、つごう6作品に出演を果たしているほか、『獣人雪男』(1955年)『日本誕生』(1959年)『世界大戦争』(1961年)『キングコングの逆襲』(1967年)『緯度0大作戦』(1969年)など、円谷英二特技監督が手がけた数々の特撮映画でも活躍した。
2014年に公開されたアメリカ版『GODZILLA ゴジラ』にも宝田の出演シーンが撮影されていたが、残念なことに編集段階でカットされてしまったという。宝田はこれについて「渡辺謙の出演シーンを2分削って、私のシーンを入れてほしかった(笑)」とギャレス・エドワーズ監督に意見したことを打ち明け、苦笑いしていた。
     ===== 後略 =====
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