2019-06-05 05:00 オリコン
要潤『ストロベリーナイト・サーガ』最終章で“青い仮面”の殺人鬼に「とても心が痛む感覚」
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『ストロベリーナイト・サーガ』第10話から出演する要潤 (C)フジテレビ
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 俳優の要潤が13日、20日に2週に渡って放送されるフジテレビ系木曜劇場『ストロベリーナイト・サーガ』(毎週木曜 後10:00)の最終章となる『ブルーマーダー』編に出演することがわかった。要が演じるのは主人公の女刑事・姫川玲子(二階堂ふみ)が追う、青い仮面の連続殺人鬼“ブルーマーダー”。最終章らしいハードなアクションや銃撃シーンが多く盛り込まれた今作で、作品史上最も凶悪な犯罪者を熱演する。

 姫川と暴力団会長・牧田勲(山本耕史)の禁断の恋愛関係が波紋を呼んだ前エピソード『インビジブルレイン』編。ヤクザ殺し事件は、牧田を含む四人の死をもって一応の解決をみたが、事件に関わった一連の刑事たちは責任を負って人事異動を余儀なくされ、それに伴い姫川班も解体されることに…。姫川は、部下の菊田和男(亀梨和也)、葉山則之(葉山奨之)、石倉保(宍戸開)、湯田康平(中林大樹)へ再結集を約束し、池袋東署で第二の刑事人生を歩み出す。

 原作でも屈指のエピソードといわれ、今回が初の映像化となる『ブルーマーダー』は、池袋の貸しビル内で一人の男が遺体となって発見されることから始まる猟奇的なサスペンスストーリー。殺されたのは暴力団組織、秋庭組組長の河村丈治。銃創、刺創ともに見当たらず致命傷になる出血もない一方で、内臓は破裂し27箇所もの骨折があったという。

 聞き込み捜査を続けるうちに容疑者として浮上してきたのは、“ブルーマーダー”と呼ばれる謎の男。“ブルーマーダー”の名はすでに池袋界隈(かいわい)でとどろいており、行方不明になっている裏社会の人間は何十人もいるという。いったい何者なのか?そして、反社会組織の人間ばかりを狙って殺害し続ける、その理由とは…。姫川はほかの事件との関連性も含めて捜査を進めていく。

 最近では、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK、2018年)や放送中のドラマ『インハンド』(TBS)などでの幅広い演技を魅せ、デビュー作『仮面ライダーアギト』(テレビ朝日、2001年)では“仮面”を付けたヒーローを演じたが「元々、仮面を付けた正義の味方をやっていましたのでそっちのアクションはできるんですが、今回は悪い人のアクションですからね・・・(苦笑)。人を傷つけるアクションというのはとても心が痛む感覚でしたが、最後まで頑張りたいと思います」と複雑な心境を抱えながらも全力投球を宣言。

 「白黒をハッキリさせて、警察が悪い人を捕まえるのはオーソドックスですが、この作品は犯罪者の気持ちに寄り添ったり、むしろ刑事のほうが犯罪者の気持ちを上回ってしまったりと、全く新しいタイプの描き方をしています。現代的で、今の時代だからこそ成立する内容だと思います。原作に忠実に作られていますし、原作ファンの期待を裏切りません。また、原作を知らない人も楽しめるサスペンスドラマになっていると思いますのでぜひ多くの方にごらんいただきたいと思います」と力を込めている。

(おわり)