◆ くまモンの聖火ランナー参加に組織委員会が難色「人間ではないので」

 熊本のシンボル「くまモン」が東京オリンピックの聖火リレーでランナーとしての参加が危ぶまれていることが分かった。なぜなのだろうか。

 熊本県のPRマスコットキャラクターのくまモン。そんなくまモンが東京オリンピックの聖火リレーへの参加が危ぶまれていることが分かった。これは、正式に熊本県が大会組織委員会に要請したものではないが、県が「くまモンは聖火ランナーになれるか?」と相談したところ、「人間ではないので難しい」との反応だったという。

 聖火ランナーの応募要件には、2008年4月1日以前に生まれた人や自らの意思で火を安全に運ぶことができる人など、いくつかの条件を満たす必要がある。だが、くまモンは年齢非公表で、聖火がくまモンの布部分に燃え移る可能性など応募要件に引っ掛かる部分もあり、聖火ランナーとしては厳しいということだった。ちなみに、IOC(国際オリンピック委員会)の規定では「着ぐるみを着て走ることはできない」とある。

 熊本県の聖火リレーのコースには、熊本地震からの復興を進める益城町や南阿蘇村、熊本城などが含まれている。熊本地震後、各地を駆け回って被災者を励まし続けたくまモン。県は「聖火ランナーはまさに県民や国民に元気を与えるものであるので、これからもできればランナーとして参加できないか組織委員会に働き掛けたい」としている。

2019年6月3日 17時4分 テレ朝news
http://news.livedoor.com/article/detail/16561739/
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/d/6dad0_1641_0ee5ca7e_24166bf3.jpg