>>474
>そのときまでの原作は財前が誤診裁判で勝って権力の座に留まるところで終わるんだけど
>逆転敗訴して財前が死ぬっていうのはあとに白い巨塔の続きを書いた小説の続白い巨塔

原作者の山崎豊子の本来の意図は、大組織に巣くう巨悪の告発が目的で
そのためには単純な勧善懲悪にしたくなかったんだけど
連載終了後「ええっ、これで終わり?」という読者の声と
編集者の勧めに従って、数年後、原作者としては「渋々」書かれたのが
控訴審から財前の死までを描く「続・白い巨塔」だよ

今では原作も「正・続」の区別なく全5冊に纏められてるから
そこら辺の経過が判りにくくなってる