2016年の電撃脱退から3年、元KAT-TUN・田口淳之介容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。
脱退・退所が突然発表されたとき、一体何が起こっていたのか。
当時の記事を再掲する(記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のものです)。

“花見報道”とは今年4月、「女性自身」に掲載されたスクープのことだ。
記事では、田口が女優の小嶺麗奈(35)と、彼女の母親と一緒に花見を楽しむ様子や、3人が同じマンションに出入りする姿が報じられた。

今回の脱退劇の鍵を握るのが、小嶺の存在だ。
最初に交際報道が出たのが07年。
田口とは約8年にわたって交際を続けている。

前出の芸能プロ関係者が説明する。
「これまで田口は事務所に対し、交際の事実すら認めず、事務所側は不信感を募らせていました。決定打が春の“花見の報道”だった。それで手塩にかけて育ててきた事務所の副社長、藤島ジュリー景子さんも『もう好きにしなさい』と匙を投げたそうです。小嶺との交際報道が出るたび、田口は別れるように言われても頑なに拒みつづけてきた。メンバーの皆がピリピリしていても『仕方ないじゃん』と話すなど、空気の読めないところがあった。『せめて2人で人前に出るのを控えろ』と妥協点を探っていたのですが……」

小嶺は熊本県出身。1995年、石井聰亙監督の映画「水の中の8月」でヒロインに抜擢され女優デビュー。
同年、「3年B組金八先生」の第4シリーズでもヒロインに起用され、10代から高く評価された。

熊本の同級生が語る。
「芸能界入りは、お母さんが履歴書を送ったことがきっかけだそうです。中学の途中から東京に行ってしまい、卒業式も途中で帰るほど芸能活動にのめりこんでいた。あの頃が一番いい時期だったんだと思います」

だが、ここ数年は女優としては活動しておらず、2012年に都内にオープンしたヒーリングサロンの経営をメインにしていた。
「彼女の母はタロットやスピリチュアルなもの、霊的なものが大好きで、麗奈もその影響で店を始めた。カウンセリングが中心ですが、アロマテラピーのグッズやパワーストーンで作られたアクセサリーなんかを扱っています。10年以上、女優を続けている中でストレスで身体が弱くなっていた時期に、東日本大震災があって、それがオープンのきっかけだったそうです。ただ、代官山に出した一店舗目はジャニオタの嫌がらせもあって閉店し、現在では完全予約制です」(小嶺の友人)

この母娘の影響が田口に及んでいる可能性は高いという。
3人は強い絆で結ばれているようだ。

別の小嶺の友人の証言。
「田口君との仲は聞いていました。『何を言われようと一緒にいたい』って。彼が事務所を辞めたがっているという話や、彼女自身もジャニーズ事務所にあまりよく思われてないということも聞きました。
年齢は麗奈が姉さん女房だけど、引っ張ってるのは田口君。麗奈は寂しがり屋ですごく弱い子なんです。でも、麗奈のお母さんは『脱退して結婚しなさい』なんて絶対言わない。むしろ逆。いつも『今後どうするの』『ちゃんと2人で先のこと考えて一番良いことをしなさい』とアドバイスしてました。麗奈から子供がほしいとか結婚したいとかって話を聞いたことはありません。『自分がまだ子供だから子供は産めない』と言っていました」

息子のアイドル活動を応援する田口の母親は当初、2人の交際を良く思ってはいなかった。
周囲には「アイドルとして大事な時期なのに大丈夫かしら」と洩らしていたという。
そんな田口の母の心を溶かしたのが、“犬”だった。

「田口君のお母さんも麗奈ちゃんも超がつくほどの犬好き。麗奈ちゃんは親がブリーダーということもあって犬についての知識も深く、田口君と飼っているボーダーコリーをきちんと躾けている。田口君のお母さんとは何度か会ううちに犬の話で意気投合し、『麗奈ちゃんの躾けが上手で、それはもう賢い犬なの』と嬉しそうに話していました。今では麗奈ちゃんも『お母さん』と呼んでいます。互いの家を行き来して一緒に食事を作ることもあるみたいです」(田口家の知人)

熊本に住む小嶺の親族は、「問い合わせたけど、結婚も妊娠も聞いてません。小嶺家は代々女は独り者が多いんで、麗奈もそうなると思っていたんですが」と話すが、ファンの間では“結婚秒読み”とも目されている2人。
ただ、田口の脱退以降の芸能活動はまったくの白紙である。
「田口も小嶺も芸能界カムバックは無理でしょう。礼儀を知らなすぎる」(前出・芸能プロ関係者)

※記事を一部引用しました。全文はソースでご覧下さい。

週刊文春 2015年12月10日号
https://bunshun.jp/articles/-/12023