◆ 磯野貴理子は女神か都合のいい女か…男女問題研究家の見解

「一番、言い返せないひと言」――日本テレビの水卜麻美アナは、自身がMCを務める朝の情報番組「スッキリ」で涙ながらにそうコメントした。タレントの磯野貴理子(55)の離婚の話。

磯野は19日朝のレギュラー番組「はやく起きた朝は…」(フジテレビ系)で離婚を報告。バーテンダーの24歳年下夫から、「自分の子供が欲しい」と別れを切り出されたというが、ネット上は〈この理由はズルい〉〈人間性を疑う〉〈涙が出た。悔しくて〉……年下夫は非難ゴーゴーだ。

磯野は2009年に当時の担当マネジャーと離婚。その後、年下夫が勤務していたバーに客として訪れたのがキッカケで、12年に再婚した。

「結婚してすぐに、磯野が出資して南青山に自分のバーを持たせてやっています。お金も力もある年上の女性が、年下男を育ててやった揚げ句に破局するケースは、芸能界では珍しくありません。かつて女優の吉田日出子が、21歳年下の俳優・高橋克典の駆け出しだった頃を支え続けたのは有名な話。小柳ルミ子とバックダンサーだった13歳年下の大澄賢也は、大澄の浮気で離婚。タレントの久本雅美と、売れない俳優だった6歳年下の吹越満は破局してすぐに、吹越が別の女性と結婚しました」(芸能ライター)

■「一番ひどい言葉」

それにしても、散々世話になった磯野に対して、この仕打ちはない。世間の反感を買って当然だ。

男女問題研究家の山崎世美子氏は「磯野さんが結婚した当初から、離婚する確率は高いと思っていました」とこう話す。

「女性が年上でうまくいくのは5歳上まで。私はそう思っています。例えば男性が20歳で、女性が30歳であれば、その時は10歳差でも問題ありません。ただ、女性も50歳を越えるとだんだん衰えが見えてきます。男性も『あれっ?』と思うようになる。磯野さんも薄々それが分かっていて、不安を抱きながら結婚したとは思いますが、『子供が欲しい』は一番ひどい言葉です。それだけで年下夫が磯野さんに甘え、依存した結婚生活を送っていたことが想像できる。ずいぶん前から夫婦関係は破綻していたのではないでしょうか」

それでも夫のわがままを受け入れた磯野には、業界内から「女神」とか「都合のいい女」なんて声も聞こえてくる。

「どちらでもないでしょう。磯野さんも長く苦しんで葛藤もあったと思いますが、年下夫にお金はなさそうだし、ゴネても無駄。だったら、自分がミジメにならないよう、女神のフリを選んだのではないでしょうか。踏み台にされた? それはむしろ年下夫の方。磯野さんの1度目の離婚の傷を癒やすために現れたわけです。磯野さんは2度目の結婚で悩んだことで人間的に成長したと思うので、3度目の正直でいい人が現れるはず。ただ、今後の芸能生活を考えたら、今回の離婚もうまく笑いに落とし込んでほしかった。それだけのトーク力がある人ですからね」(山崎世美子氏)

いずれ元気になったら、笑える“暴露トーク”に期待したい。

日刊ゲンダイ 2019/05/22 06:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/254343