豪州のニュースサイトnews.com.auは「『モンスター』井上は本物だ」と褒め称えた。
「バンタム級の天才の井上が、苦労一つすることなくロドリゲスを襲撃し、スコットランドでの残忍な2回KO勝ちでIBF王座を獲得した」と伝えた。
記事は「井上は4試合連続の3ラウンド以内のKO勝ちを果たし2019年のパウンド・フォー・パウンドではないかとの議論が活発化している。
ツイッターは王者のロドリゲスがキャンバスに倒れた後に拡散し、2017年に1度だけ戦った米国に井上を呼ぼうとする声が高まっている」と紹介した。
また決勝で対戦するドネアの「彼は途方もない選手だ。彼はやらなければならないことを彼はやった。これを待っていた。いつもお互いが戦うことになると感じていた。運命だ。
これこそがボクシングで、最高の選手が最高と戦う。
彼はモンスターで、対策を見つけることになる」というコメントを紹介している。

欧州をカバーするスカイスポーツも「井上がドネアとの対決へ向けてロドリゲスをストップ」との見出しを取って報じた。
同メディアは、「26歳(の井上)はこれまで無敗だったプエルトリコ選手(のロドリゲス)に対し1ラウンド目で綺麗なパンチを多く繰り出し、とてもシャープな動きに見えた」と、
スタートから井上が好調だったことを伝え、さらに「井上は、相手を倒すのに時間を無駄にしなかった。
2ラウンドの最初の30秒に左フックでこの試合最初のダウンを奪った。
ダウンしたロドリゲスは脅えていて、戦い続けようとしたが、鼻からは血が流れ出した。立ち上がった数秒後には、ボディーショットで粉砕され2度目のダウンを喫した。
プエルトリコ人(のロドリゲス)は、立ち上がったが、頭を振ってコーナーを見つめた。
だが、パンチの嵐の前にロドリゲスは、この試合3度目のダウンを喫し、ジャッジのマイケル・アレクサンダー氏が試合を止めた」とノックアウトシーンを描写した。
パウンド・フォー・パウンドとしての評価が急上昇した井上のドネアとの決勝戦は、さらに世界の注目を集めそうだ。