0001鉄チーズ烏 ★
2019/05/18(土) 16:35:20.55ID:fHpJ7dKf9◇「あまちゃん」がすごく好きだった 「いだてん」は脚本が面白いからこそ…
金栗や三島弥彦(生田斗真さん)がオリンピックを目指す姿を目の当たりにし、自らもスポーツの魅力に引き込まれていくシマ。女子がスポーツをすることなど「もってのほか」と言われる時代に、シマは女子スポーツの先駆けとなる活躍を見せる。
「私は『あまちゃん』がすごく好きだったので、宮藤官九郎さんの脚本で大河ドラマが作られるというニュースを知ったとき『出られたらいいな』と思っていたんです。お話をいただいた時は『本当に出られるんだ』と信じられないような思いでした」とオファーを受けた時の感想を述べた杉咲さん。
期待通り、宮藤さんの脚本はとにかく魅力的なようで「毎回読んでいると声を出して笑ってしまうことが多い」という。しかし、脚本が面白いからこそ「本を超えなくてはいけないという怖さもあります。こんな気持ちになったのは初めて。楽しみでもあり緊張もします」と率直な胸の内を吐露する。
◇脚本を読んでイメージしたものの50倍ぐらいを求められ
宮藤さんの描いたシマは時代にあらがい、女子がスポーツを自由にできる環境を作ろうと人生をささげる。「シマさんは自分が信じたものに対してはブレることがない人。それでいてしっかりと人の気持ちを考えられる。すごく共感できる部分が多いです」。
現場でも「脚本を読んでイメージしたものの50倍ぐらいを求められました」と語ると、これまで「このぐらいだろう」と思っていた自身のリミッターを軽く超える芝居を披露した。「シマのキャラクターが濃いので、振り切った演技ができました。宮藤さんの脚本だからこそできたことだと思います。自分自身でもそこまでできたということがうれしかった」と、充実した撮影の日々だったという。
新章では、日本に女子体育を普及させた第一人者、二階堂トクヨ(寺島しのぶさん)や、夫の増野(柄本佑さん)、日本人女性初のオリンピック選手・人見絹江(菅原小春さん)ら、シマに負けず劣らずの個性的なキャラクターが多い。「寺島さんは撮影では少ししかご一緒していないのですが、シマ以上にパワフルな方でした。菅原さんも少しの時間しか共演できなかったのですが、撮影の合間に踊っているのを拝見することができました」とにっこり。
一方、増野については「女性の自由があまりない時代、シマがスポーツへの憧れを強くしていくことを受け入れてくれる。家庭とスポーツの両方の夢に対して、あそこまで寛容な人はいないのではないでしょうか。柄本さんが演じていることもありますが、すごくすてきで格好いい男性だなと思いました」と語る。
◇四三の走りは独特で難しい? 走るシーンも数多く「筋肉痛に」
劇中では、杉咲さんが走るシーンも数多く登場する。「一時期は毎日40〜50分ぐらい走ったり、テニスをしたりとスポーツは結構やっていました」と話していたが「でも四三さんの走りは独特ですごく難しい。かなりトレーニングをしたのですが、筋肉痛になりました」と苦笑い。
それでもシマを演じたことで、多くの発見があったという。なかでも女子スポーツ選手の結果には敏感になった。「シマを演じたからこそ、彼女が願っていたことが、こうして今実現しているのだなと思うとすごく感慨深いですよね」としみじみ語っていた。
「シマが心の中で思っていたことを、少しずつ体現していきます」と今後の展開を話した杉咲さん。苦難があっても前に進もうとする力は「明日への活力になる。日曜の夜に『今週も頑張ろう』と思える作品になっています」と力強くアピールしてくれた。(磯部正和/フリーライター)
大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」は全47回。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。
2019年05月18日 テレビ
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