ハリウッドスターのウィル・スミスが17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた映画『アラジン』最速試写会イベントに出席。実写版でジーニーを演じるうえでの熱い思いを語った。

 本作はディズニーアニメーションの名作『アラジン』を『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が実写映画化。清らかな心を持ちながら、本当の居場所を探す貧しい青年アラジンと、自由に憧れる王女ジャスミン、そして3つの願いを叶えることができる“ランプの魔人”ジーニーが冒険を繰り広げる姿を描く。
 
 日本一早く映画を観たファンの前に登場したウィルは、観客に向けて「東京に来ることができて興奮しています。この映画は、歌あり演技あり、ダンスあり、ラップありと、30年間のキャリアで培ってきた技術をすべて使えました」と笑顔を見せる。

 この日はメディアやファンからのQ&Aに回答するコーナーも開催され、撮影に臨むうえでの準備を聞かれると「6か月という準備期間があったので、ダンスを覚えることもじっくりできました。ただ、僕は俳優で踊りは得意ではないのですが、踊っているみたいに演技はできるんです」とウィルならではの回答。

 さらにアニメ版でジーニーを演じたロビン・ウィリアムズに触れると「彼は本当に画期的なことを行い素晴らしい功績を残しました。そんななか、ロビンにオマージュしながら、僕もヒップホップのボイスパーカッションを入れるなど現代風なアレンジを入れました。わたしのジーニーを見せることができたと思います」と胸を張った。

 イベント後半ではウィルにサプライズで、観客とダンサーを交えて会場全体で「フレンド・ライク・ミー」を披露する場面も。客席が同曲に乗せて揺れる姿を見たウィルは「ファンタスティック! サンキューソーマッチ」と何度も繰り返すなど大満足の表情を浮かべた。

 「すごいサプライズでした。本当に感謝します」と嬉しそうな笑顔を見せたウィルは「この映画は作っているときから、とても楽しかった。そのいい雰囲気が映画を通して伝わってくれると思います。僕の映画作りのなかでも特別な体験でした」としみじみ語っていた。(磯部正和)

映画『アラジン』は6月7日より全国公開


2019年5月17日 20時11分
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