日本オリンピック委員会(JOC)や日本スポーツ協会(JSPO)、各競技団体の事務所が入る「ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア」(東京都新宿区)の竣工式と記念式典が16日、行われた。
2020年東京五輪を前に、岸記念体育会館(渋谷区)に代わる日本スポーツ界の新たな総本山としてスタートを切る。

 新会館は地上14階、地下1階、延べ床面積は1万9千平方メートル。
1、2階には五輪に関連する展示を行う日本オリンピックミュージアムが入った。
壁面にはガラス窓から光を取り入れながらも熱は遮断する縦方向の羽板を付け、ガラスを湾曲させたデザインも取り入れた。

 式典にはJSPOの伊藤雅俊会長やJOCの竹田恒和会長らが出席。
伊藤氏は「令和という新しい時代の幕開けとともに、歴史ある明治神宮外苑に建設できたのは、この上ない喜び」とあいさつ。
竹田氏は「歴史を継承し、新たな歴史を新会館で築き上げられれば」と期待を寄せた。

 大日本体育協会(当時)第2代会長で、旧会館名の由来ともなった岸清一氏の胸像も移設し、除幕された。
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