コカインを摂取したとして、麻薬取締法違反の罪で起訴された「電気グルーヴ」のメンバーで俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)被告(52)が
今秋公開の映画「宮本から君へ」に出演していることが16日、同作の公式SNSで発表され、「本作品の改編・追加撮影を行わず、劇場公開する」ことが明らかになった。

公式ツイッターで「2018年9月29日から10月30日に撮影した『宮本から君へ』にはピエール瀧氏が出演しています」と瀧被告の出演を告知。
「事件発覚後協議を重ねた結果、本作品の改編・追加撮影を行わず、劇場公開することを決定しました」と発表した。

公式フェイスブックでも「映画『宮本から君へ』の公開に際してのお知らせ」と題し、告知を掲載。
「映画『宮本から君へ』の本秋公開を楽しみにお待ちいただいている皆様へのお知らせがございます。
本作品には、麻薬取締法違反容疑で逮捕、同法違反罪で起訴されたピエール瀧氏が本作に出演をしております」と瀧被告の出演を改めて明かし、
「尚、本作品の撮影は昨年9月29日〜10月30日の期間に完了しております。
事件発覚後、映画『宮本から君へ』製作委員会は幾度となく協議を重ねてまいりました。
その結果、ピエール瀧氏は、今後も法律に従って裁定が下されることになり、それ以上の措置について、本作品が関与するものではないという結論に至り、
製作委員会の総意として、本作品の改編・追加撮影を行わないまま、劇場公開することと致しました」と作品の改編・追加撮影を行わずにそのまま公開するとした。
「議論を経ての結論であることをご理解頂ければ幸いに存じます。これからも本作の応援をよろしくお願いいたします」とファンに呼びかけた。

4月4日に保証金400万円を納付して保釈された。所属事務所はマネジメント契約を解除。
初公判を6月5日。起訴状によると、3月12日ごろ、東京都内のマンションの一室でコカインを吸引したとしている。

瀧被告の出演作品をめぐっては、大河ドラマ「いだてん」は俳優の三宅弘城(51)を代役として撮り直すことが決定。
出演映画「居眠り磐音」(監督本木克英、17日公開)も奥田瑛二(69)を代役に出演部分再撮影を行った。
また、4月5日に公開された映画「麻雀放浪記2020」は 映像の差し替えなどの措置はとらず、瀧被告の登場シーンもカットせずに上映された。

http://news.livedoor.com/article/detail/16466135/
2019年5月16日 8時29分 スポニチアネックス