>この作品を見て、改めて『シン・ギジラ』はよくできていたと思いました。

「シン・ゴジラ」ニューヨークタイムス評
とっちらかった特殊効果のてんこもりはあたかもわざと印象を散漫にしようとしているのかのよう。
物語はかなり雑でついていくのに苦労する。嵐のごとく大量に登場するキャラクターはまあ日本人の観客に
とってはアメリカ人の思う以上にたぶん意味があるんだろう。
本作は、パロディに徹しているときには最高のパフォーマンスを見せる。だが、それだけで二時間の尺がもっ
ているかといえばあやしい。他にも、アメリカに対する日本の愛憎が 大雑把かつ幼稚に描かれたりもする。
クライマックスに、特別印象的な特殊効果シーンがあった。日本の在来線車両は、客を運ぶよりも怪物をひる
ませるほうが得意らしい。


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