かわぐちひろしも原作を描いてる時、このシーンは総理役に吐かせようか、下痢にしようか迷ったと思うぞ。
下痢はあまりにもアベすぎるかな、と思って吐くシーンにしたんだろ。

それを佐藤幸一が監督に「下痢のシーンにしてください」と申し出たのを知ったとき、かわぐちひろしは「さすが役者魂!」と思っただろうね。
俺さえ下痢シーンは描けなかったのに、って。
かわぐちひろしの過去作品沈黙、ジパング、いぶきを読んでも共通するのは「ケンポー9条」「非戦」「殺したくない。」「でも相手が攻撃してきて、仕方ないから自衛・正当防衛の範囲だけで最小限の戦い。」だからな。

かわぐちひろしも砂糖幸一と同じく、思想的には戦後日教組教師の洗礼を受けた左翼思想があると思う。