NHKの上田良一会長(69)が9日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、
NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)の視聴率について言及した。

第16話が4月28日に、第17話が5日に放送され、平均視聴率はそれぞれ7・1%、7・7%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。
第16話は大河ドラマ史上最低視聴率を記録した。これまでのワーストは「平清盛」(2012年)第31話(11月18日放送)の7・3%だった。

上田会長は「視聴率でみれば、かんばしくないが、私は別の角度から楽しく見させていただいている。
私は田舎が熊本の対岸の島原で、言葉が似ていて、生まれたときの育った言葉に近くて愛情を感じる。
ストーリーは宮藤官九郎さんが工夫してつくっている芸術性の高い作品。視聴者の方々がそういうところを楽しんでいただけたらと思う」とコメントした。

「いだてん」は初回15・5%で、0・1ポイントながら前作「西郷どん」の初回15・4%を上回ったが、
第2話は12・0%と大幅3・5ポイント減。第3話13・2%、第4話11・6%、第5話10・2%と推移し、
第6話で9・9%と“史上最速”で1桁に陥落。その後も第7話=9・5%、第8話=9・3%、第9話=9・7%、
第10話=8・7%、第11話=8・7%、第12話=9・3%、第13話=8・4%、第14話=9・6%、第15話=8・7%と10回連続1桁と低迷していた。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/05/09/kiji/20190509s00041000217000c.html