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少年野球に人が集まらない理由 ヤクザが野球を教えてるみたい 野球界は選手のミスは「選手の責任」、サッカー界は「コーチの責任」と考える★3

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2019/05/08(水) 19:59:37.67ID:qs+MzxoA9
ブラック寸前? 少年野球の現場で悩む父親ライターの正直な報告

 祝プロ野球開幕!(といっても1カ月経った) 毎日野球中継が見られるし、新聞のスポーツ欄もいよいよ充実。昭和末期生まれ、野球好きの筆者はとても幸せである。

 公立高校における野球部員(硬式)としての3年間を終えるまで野球漬けだったから、野球そのものが好きである。ひいきのチームなんてない。流麗なプロのプレーを見るだけで楽しい。年甲斐もなくマネしたい。

「おお、柳田選手(福岡ソフトバンクホークス)、振り切ったら体重がぜんぶ前に移動しているぞ。メジャーリーガー顔負けだな。日本であれを最初にやったのは、イチローじゃないかな、振り子打法で」

 とまあ、こんなことを一人考えてはエアバッティング(バットなしの素振り)をしている。体重移動云々は、結構な野球好きもしくは経験者でないと、理解してもらえないはずである。

 ところが幸いにも最近、身近にこの手の話をできる相手ができた。

 小学生の息子である。

 ***

■少年野球に人が集まらない理由

 この男子、親がすすめもしないのに、先日、近所の少年野球チーム(軟式)に入りたいと言うので入らせた。
練習に出て息子が元気に楽しんでいる姿を見ては筆者自身も大いに楽しんでいる。投げる、捕る、打つが少しずつうまくなって本人も嬉しそうである。「やっぱりいいな、野球」と感じる。

 しかし楽しさの一方で、不安に思うことがある。同学年のチームメートが少ないのである。10人にも満たない。サッカーなんか行列つくってシュート練習しているのに。
昔は野球少年、もっといたんだがなあと思う。世の野球人気の割に、子どもたちの間じゃ、そんなに好かれていないらしい。

 野球を底辺から支える少年野球であるはずなのに、その人気は落ち目なのかもしれない。日本スポーツ協会が2016年に発表した資料には、「(少年野球の・引用者注)団員数は2009年をピークとして増加後、減少の傾向」とある。

 まあ、ショーシカだしな、仕方ないか。

 サッカー人気もある。それにテニス、バドミントン、卓球、ゴルフ等々、子どものやるスポーツも多様化する昨今である。少年野球人口が減るのも仕方ないことなのだろう。むしろみんながボールとバットで遊んでいた昭和が特別だったのか。

 しかし少年野球に人が集まらない理由は、ほかにもあるんじゃないか。息子とともに三十数年ぶりに少年野球の現場に入って以降、感じるようになった。

 少年野球ではよくある話らしいのだが、実は筆者、子どもの入団と同時に“パパコーチ”の一人になった。パパコーチというのはたぶん通称で、チームごとにいろいろな呼び方があると思う。
要するにわが子の面倒を見つつ、チームの運営も手伝う親である。どのチームでもたいてい別に専任という形で監督やコーチがいる。

 どんな形であれ、子どもたちと野球をするのは楽しい。だがずっと練習に参加していると、「ちょっとこれはなあ」と感じることが出てきた。世の物言いになぞらえて書き出してみる。

(1)長時間練習=ブラック企業
(2)叱声・罵声をともなう指導=パワハラ
(3)(女性による)お茶配り=性差別の助長

 少年野球に関わる人なら、(1)〜(3)のどれかには心当たりがあると思う。筆者も人づてに聞いたり、試合などで他チームの様子を見ると似たりよったりで、平均的なことなのだと感じている。
だから息子のいるチームが特殊だとは思わないし、何か悪意があるとも思わない。
あるいはサッカーやバスケットボール、その他スポーツでも同じようなことかもしれない(それはそれで、大丈夫か、日本の学童スポーツ、という感じだが)。

 で、以下、筆者が感じたところをさらに具体的に説明しよう。

>>2-5あたりに続く)

デイリー新潮 2019年5月4日掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/05040700/?all=1
画像:長時間練習、叱声・罵声をともなう指導、女性によるお茶配り…少年野球はこんなにも「ブラック」だったのか(写真はイメージです)
https://www.dailyshincho.jp/wp-content/uploads/2019/05/1905050700_01-714x476.jpg

前スレ ★1:2019/05/08(水) 03:32:04.34
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1557279274/
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2019/05/08(水) 20:00:07.37ID:qs+MzxoA9
>>1の続き)

■大人社会なら即刻パワハラ認定されそう

 まず(1)の長時間練習。

 昔からそうだったが、今は長くやればいいと考えられないはずである。

 2018年夏、あまりの暑さに命の危険性が指摘されたのも記憶に新しい。プロ野球選手だって酷暑の時期は、練習をセーブしたと聞く。どうして子どもの世界では長時間練習が続くのだろう?

 気温に問題がなくたって、そもそも長時間練習は大人でも飽きる。大人の世界では働き方改革が進んでいる。働きすぎ社員には人事部から指導が入るわけだが、子どもの世界では案外、見落とされているような気がする。

(2)の叱声・罵声はどうか。「何をやってるんだ!」「へたくそ!」「〜しないからダメなんだ!」「どうして〜しない!?」等々、イマドキ大人社会なら即刻パワハラ認定されそうな発言が大声で続くので驚いた。
ある程度、厳しい指導はスポーツにつきものとは理解できるのだが、ぎょっとする言葉も少なくない。

 かつて千葉ロッテマリーンズ、ニューヨーク・メッツなどで監督を務めたボビー・バレンタイン氏は、日本の少年野球を見て「ヤクザが野球を教えているみたいだ」と言ったらしい。

 ちょっと笑えない話ではないか。

「ボール球は振るなっていっただろう!」

「そこはセカンドに投げなきゃ、ちゃんと周りを見ろよ! 考えろって!」

 叱声・罵声は選手(子ども)のミスを咎めるものが多い。萎縮する子どもを見ると気の毒である。プレーの向上を考えてのことかもしれない。でもますますミスしてしまいそうに思える。

 近鉄バファローズ、東京ヤクルトスワローズ、ニューヨーク・メッツなどで活躍した吉井理人氏には、『コーチング論 教えないから若手が育つ』(徳間書店)という著書がある。
いろいろあけすけに書かれていて、プロ野球の世界を知るにも面白いのだが、そこで吉井氏は、サッカー指導者から「(サッカー界では・引用者注)選手ができないのはコーチの責任」と聞かされ、驚いたと書いている。

 つまり野球界は、サッカーと正反対で、ミスはすべて選手の責任ということなのだろう。野球の考え方とサッカーの考え方、ことに子ども相手ならどちらが良いか、これは自明である。

 話は少しそれるが、叱声・罵声は「指示待ち」の文化とも関連があると筆者は見ている。指示待ち人間はいらないと、企業はしばしば言うけれども、未来の良き社会人を育てる場の一つである少年野球は、指示ばかりが通っている気がする。

 例えば練習。まずはウォーミングアップ、キャッチボールと、ここまではルーチンである。その次だ。

「監督、キャッチボール、終わりました! 次は何ですかッ?」

「じゃ、次はボール回しだ」

「ハイッ」

 練習も試合もすべて指示のもとに進む。特に考えなくてもコトが進む。「他のスポーツも同じだよ」と言われそうだけれども、監督からのサインなどは典型的な指示の象徴ではないか。

 しかし、試合では特にそうなのだが、自分で考えないと始まらない。内野手が打球を捕ったあと、どこに投げるかは、走者がどこにいるか、アウトカウントはいくつかで変わるのか。その他もろもろ、すべて考えないといけない。

 でも指示を受けるのに慣れると、指示のない状況下で考え判断を下すことに躊躇が生じるんじゃないか。

 技術を身につけさせ、勝利をめざすには考えさせている時間は案外ないのだろう。勝利と合理性に配慮したら、そうなっても文句は言えないのか。子どもだって負けるより、勝つ方が嬉しいんだし……と筆者は悩ましくなるのである。

(続く)
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2019/05/08(水) 20:00:32.29ID:qs+MzxoA9
(続き)

■時代に抗うウルトラ保守の人気スポーツ?

 (3)のお茶配りについてはどうか。筆者はお母さん方が監督コーチやパパコーチにお茶出しする姿に、正直クラクラした。なんだ、これは昭和中期の光景か、と(いや、筆者は昭和末期の生まれなので実際は知らない)。この頃はお茶くみ女子社員なんていないんじゃないか。

 男女雇用機会均等法の施行は1986年。それから三十有余年である。少年野球を通じて、「女はお茶を出して当然」と思う子どもたちが再生産されるとしたら、ちょっとイヤである。
野球好きとしてこんなイヤミは言いたくないが、野球は時代に抗うウルトラ保守の人気スポーツなのかもしれない。日本の近代における伝統芸能みたいなものだからやむを得ないのか。

 長時間練習、叱声・罵声、お茶配りのほかに、指導者の喫煙も気になる人は気になるだろう。

 子どもたちに健全であれと願って指導しながら、休憩時に喫煙する監督・コーチが多いのである。

 筆者の子どもと同学年の選手をもつあるお父さんが言った(この人は非喫煙者である)。

「池谷さん、ああいうところでタバコを吸う大人がいるでしょ。それをカッコイイと勘違いして、あとあと吸うようになっちゃうんじゃないですか」

 少なくとも土日は野球少年たちにとって、チームの大人がある種のロールモデルである。ちょっと控えた方がいいんじゃないかと思う。

 高校野球の世界では野球部部員の喫煙とそれに対する処分がニュースになる。少年野球時代から喫煙する大人を見てれば吸いたくもなるのではないか。

 プロ野球では、イニング間に選手がタバコを吸っていることはよく知られたことである。ON(王貞治・長嶋茂雄)の2人がタバコを吸っている写真を、昔、見たことがある。しかし昨年は、巨人の原辰徳監督から岡本和真選手への「禁煙令」が報じられた。

 この頃は「喫煙=悪」と見られているようだし、健康意識の高い親だって増えている。そういう人たちの目に、少年野球指導者の姿はどう映るんだろうか。

 野球は面白い。しかし親から見てこういう状況が、野球人口減少の理由になっているのじゃないかとも思う。

 子どもに指示待ち人間になってほしくはないし、叱責続きで自己肯定感が育たないのは困る。さらに共働き世帯が増えるのは必定な状況下、旧時代以来の男女の不均衡を是認してほしくない。時代に抗ってまで喫煙者になってもらいたくもない。

 野球を愛好する者として、また野球少年を子どもに持つ親の一人として、筆者にとって現状はちょっぴり残念なのである。

■桑田や筒香も少年野球の現状を憂慮

 しかし変革を促す声も野球界にはある。

 PL学園、巨人、パイレーツで活躍した桑田真澄氏は少年野球の指導者と親世代に向けて、『桑田真澄の常識を疑え!』(主婦の友社)を書いている。そこで長時間練習に異議を呈し、練習は1日3時間で充分と断言している。

 おお!

 叱声・罵声については、近鉄バファローズなどでコンディショニングコーチを務めた立花龍司氏が、著書『野球少年のやる気と能力を最大限に引き出す魔法のアドバイス』(竹書房)で言っている。

「子供の将来を考えた時、小学生の時期に優先すべきは『強さ』よりも『楽しさ』です」

 さらに「いい指導者は笑顔が多く、『失敗してもOK』と言う」と、その特徴まで言っている。

 現役では、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手(2016年セ・リーグ本塁打王、打点王)が、変革の旗を振っている。
昨年は著書『空に向かってかっ飛ばせ!』(文藝春秋)を出版し、「勝利至上主義はもうやめよう」と訴えた。記者会見もして持論を述べて話題になった。同書にはこうある。

〈これからの時代は、上からの指示に従うだけでなく、自分の頭で考えて行動できる人材こそが活躍できるようになる。(中略)僕だけでなく、世の中全体にそういう空気が広がっているからこそ、野球界の古い体質が敬遠されてしまっているのではないか、とも思います。〉

 筒香選手は野球界のエリートである。その人が真摯に意見するのである。野球界を下支えしている少年野球が変革の機運に乗ることが、これからの野球界全体を変えるはずだ。

 もちろん先んじている少年野球チームだってある。筆者が少年野球に関わるようになってから注目しているチームがある。春日学園少年野球クラブ(茨城)である。チームのホームページにはこんなことが掲げられている。

(練習時間) 週末1/4ルール
コーチングを専門に学ぶ筑波大学院生による指導
適度な試合数と厳密な球数制限による肩、肘酷使の防止
罵声指導の禁止

(続く)
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2019/05/08(水) 20:00:49.60ID:qs+MzxoA9
(続き)

 なるほど。これはとても明快である。コーチングや球数制限、罵声指導の禁止など、どれも現代の親が求めているものをクリアしているんじゃなかろうか。
こういうチームが増えれば、子どもたちはもっと野球を楽しめるようになるし、少年野球人口の減少にも歯止めがかかるんじゃないか。

 そんなことを思いながらも、土日が来れば、筆者もそれなりに楽しく校庭に立っている。ブラックか否か、懊悩しながら。そう、いまのところ、終日。

◆池谷玄(いけたに・げん)
四十路のライター。趣味はプロ即戦力候補が格安で見られる大学野球の観戦。球歴はソフトボールから少年野球、中学野球部、高校の野球部(硬式)まで。最近好きな選手は福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手


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野球型VSサッカー型――これからの人事は「働き方改革」を実現する組織開発を |社員研修・教育ならPHP人材開発
https://hrd.php.co.jp/shainkyouiku/cat21/vs.php
> そういう意味で、会社組織は「野球型」ではなく「サッカー型」でないと働き方改革はうまくいきません。

チームの一員だと思えば自然とやれる気に!?みんなで点を取る「サッカー型の組織」 | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/17776?page=3
> 私はよく「ベースボール型の組織ではなく、サッカー型の組織をつくるべきだ」ということを言います。
> 別に野球を批判するわけではありませんが、どうもスポーツの特徴として、野球の場合は、ホームランが何本とか、ピッチャーが何勝したとか、
> そういう個人の成績がクローズアップされすぎる傾向があります。
> 一方でサッカーはたしかにフォワードが花形ではあるものの、パスを出したり守ったりして、「皆で1点を取る」という形のスポーツです。
> このように「皆が協力し合って結果を出す」という思考が、今はビジネスにも求められているのです。

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0005名無しさん@恐縮です
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2019/05/08(水) 20:03:04.64ID:lmrc8RQi0
やくざに金渡すのが野球だからおかしくない
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