指原莉乃(26)が平成の最後の日曜に卒業した。アイドルグループの人数は坂道シリーズなども含めると700人ともいわれる。
あるベテラン芸能人が「令和の芸能界は一般社会と変わらない世界になる」と言っていた。

確かに数年前から「タレントは質より量」といわれ、やたら人数が多くなり、素人っぽい芸能人が増え、憧れの存在ではなくなりつつある。

では、昨今はどのくらい“芸能人”がいるのか。日本タレント名鑑(18年)では1万1000人(組)ほどが掲載されている。
これでも多いと思うが、載っていない人も入れるとどうなるか。実際にはこの倍の2万人(組)はいるだろうし、
フリーの役者や地下アイドルなども入れるともっといるかも。

2000年代の芸人ブームやアイドルグループの影響で各プロダクションが所属タレントを増やすことに躍起になったことが大きい。

そこそこ知名度のあるタレントやモデルも競争が激しくてアピールできるメディアが少なく、
一般人がやっているインスタなどSNSで自己表現するから、芸能界と一般との境目がなくなりつつある。

「スターがいなくなった」とか「芸能人が憧れではなくなった」と嘆く人の気持ちもわかる。

AKBの「会いに行けるアイドル」どころか、すべての芸能人がそうなりつつある。
むしろ「会いに行けない芸能人」をつくらなければ、テレビや芸能界はジリ貧になってしぼむのではないか。

令和の時代は芸能界は一般社会の一つという存在になりそうだ。
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