オーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)が今夏、欧州に復帰する可能性があることが3日、分かった。20年東京五輪を年齢制限外のオーバーエージ枠で日本代表として戦い、金メダルを獲得するという最大の目標のため、より高いレベルでのプレーを求めているようだ。セリエAの名門ACミランに所属した16−17年シーズン以来、3季ぶりに欧州に舞い戻る可能性が出てきた。

その動きを裏付けるようにこの日、オーストラリアの有力メディアFOXスポーツ電子版が去就について、コメント入りの記事を掲載。その中で「まだ来シーズン、どこでプレーするのか決めていない。ただ、1年だけ在籍するということは分かっていたこと。誰も驚かず、誰もがっかりしないでほしい」と退団を示唆した。

もともと契約は今季限り。ミランを退団しパチューカ(メキシコ)に移籍した時から、1年契約を貫く。出身地を「アース(地球)」と表現し、移籍金に縛られず“身軽”な立場で、世界をまたにかけ、実質的なカンボジア代表監督も務めている。欧州の有力エージェントによれば、すでに欧州各国リーグの複数クラブから、オファーが舞い込んでいるという。

クラブは契約更新を望んでおり、残留すれば破格の年俸360万ドル(約4億円)を再び手にできる見込みだが、南半球での挑戦はひと区切りとするようだ。08年に欧州に渡り12年目。新天地にオランダ、ロシア、イタリア以外を選べばメキシコ、オーストラリアも加え実に6カ国目となる。

5/4(土) 4:00配信 日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190504-05031307-nksports-socc

写真
https://www.nikkansports.com/m/soccer/world/photonews/photonews_nsInc_201905030001307-0.html