◇パ・リーグ オリックス2―4西武(2019年4月28日 京セラD)

オリックス・宮内義彦オーナー(83)が逆転負けした28日の西武戦を観戦し、異例の首脳陣批判を繰り広げた。
救援陣が3度の押し出しを含む1回6四球の大乱調。「使う方が悪い」と怒りの矛先は西村監督らへ向いた。
今季初先発で7回無失点に抑えたK―鈴木のプロ初勝利をぶち壊し、3連敗で今季最悪の借金6まで後退した。

無残な逆転敗戦。総帥は2点を追う9回の攻撃を見届けることなく席を立ち、激しい言葉を吐き捨てるように並べた。

「いろんな逆転劇を見てきたが、めったにない。ひどいよ。勝負できない投手を使う方が悪い。ブルペンは何を見とるんだ。代えれば代えるほど悪くなっている。そんなおかしな、バカな話があるか!」

今季初登板、プロ2度目の先発で7回を無失点に抑えたK―鈴木の力投が報われなかったことも怒りの感情を増幅させた。

「いい投球だった。素晴らしい。それをつぶすのが得意なんだ、うちは!」

2―0で迎えた8回からの継投策。近藤は押し出しを含む4四球を与え、1死しか取れなかった。代わった山崎福も2度の押し出し。
1安打だけで4点を献上し、逆転された。皮肉にも不調だった吉田一と沢田に代えて勝ち継投に抜てきした2人が試合を壊した。

宮内オーナーの憤まんは攻撃にも向いた。無死満塁を得た3回に小島の左前適時打で挙げた1点にとどまるなど拙攻も敗因に含まれ、
「打つ方もしんどいけど、見ている方もしんどい。5、6点取れた。残塁の山よ…」と苦言は止まらない。

西村監督は試合中に近藤と山崎福を自宅に帰らせる“強制退去処分”を課し、降格も決定。「(吉田)一将と沢田を戻す。話にならない。明日からファームに行かせます」。
決行した配置転換をわずか一日で撤回する異例の措置と言っていい。開幕から日曜日は1分け4敗で未勝利。「この負けを引きずるわけにはいかない」と懸命に前を向いた。

≪報われぬ先発陣≫オリックスは8回に6与四球で3押し出し四球。1イニング6与四球以上は、16年5月24日ソフトバンク戦の4回に6四球を与えて以来で、この時は4押し出し四球を記録した。
また、オリックスでは今回のK―鈴木(7回無失点)を含めて開幕から延べ12人がクオリティースタート(先発6回以上、自責点3以下)を記録しながら、そのうち勝利がついたのは3人だけ。先発陣の防御率3・15に対し、救援陣は同5・24の不振だ。

▼オリックスK―鈴木(今季初登板で7回無失点の好投)連戦が続くので、いけるところまでいきたかった。次の機会があれば、8、9回といけるようにやっていきたい。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190429-00000115-spnannex-base
4/29(月) 5:40配信

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