4/24(水) 5:00 スポーツ報知
渡辺謙、「逃亡者」リメイク版に主演「こうきたか!胸躍る」
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ドラマ「逃亡者」に主演する渡辺謙
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 俳優の渡辺謙(59)が、1960年代に米国で視聴率50%超の大ヒットを記録し、ハリソン・フォード(76)主演で映画化もされたドラマ「逃亡者」のリメイク版に主演することが23日、分かった。テレビ朝日開局60周年記念のスペシャルドラマとして2夜連続で今年度内に放送される。

 映画版の配給元であるワーナー・ブラザースとテレ朝がタッグを組んで実現した。

 エリート外科医の加倉井一樹(渡辺)は妻を殺され、現場に居合わせた自分が逮捕される。裁判では死刑判決。加倉井は自身を運ぶ護送車が事故を起こした隙に逃げだし、無実を証明するために奔走する―というストーリー。

 オファーを受けた渡辺は「お話をいただいたときは『こうきたか!』と胸躍るものを感じました。まだ仮台本の段階ですが、いただいてすぐ、前後編を一気に読み上げてしまいました」と明かした。初の医師役になるが、「医師として“生命の重さ”を知る主人公が、自らの命をどう生き抜いていくか…。ある意味“生きる力”みたいなものを試される役柄ですね」と想像を膨らませた。

 今作は舞台を東京五輪開幕間近の日本に移してリメイク。捜査方法もインターネットやドローンを駆使しハイテク化された。スリルあふれる追跡劇とミステリーに、逃亡者と追跡者にいつしか友情も芽生える感動のストーリー。「実際の人生では、追う側も追われる側もイヤですね。こんな追跡劇には、絶対に関わりたくありません」と笑う。

 爆破シーンや格闘など危険なアクションにも挑戦する。撮影には入っていないが「監督からどんなことを要求されても耐えられるような体づくりはしておかなければと覚悟しています」と気合を入れた。

 ◆逃亡者 1963年から67年まで放送された米国のドラマ。全120話。妻殺しのぬれぎぬを着せられ死刑宣告された医師が逃亡し、真犯人を追う物語。最終回の視聴率は当時最高の50%を超え、約7800万人が見たという人気シリーズ。日本でも64〜67年にかけ放送され、最終回の時刻は街から人が消えたという逸話もある。93年にはハリソン・フォード主演で映画化され、共演のトミー・リー・ジョーンズがアカデミー賞助演男優賞を受賞した。2000年には米でリメイクドラマ「新・逃亡者」が放送。日本でも04年に江口洋介主演で日本向けにリメイクされた連続ドラマ「逃亡者RUNAWAY」(TBS系)が放送された。