【サッカー】<小野、稲本、遠藤、小笠原…>世界準優勝から20年...黄金世代とはなんだったのか?
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小野伸二をはじめ、稲本潤一、遠藤保仁、小笠原満男、中田浩二、高原直泰、本山雅志らきわめて個性的で質の高い選手がこの世代に集まった。奇跡としか言いようがない。
彼らが中学生だった時代にJリーグが開幕し、プロという目標はできたが、サッカーの素地はそれ以前に形成されている。みな、育った地域も環境もチームもバラバラだ。指導者レベルもいまほど高くはなく、指導方針もそれぞれのチームの監督次第だった。彼らはそれぞれの場所で純粋培養されて育ってきたのだ。
それが個性となり、お互いの違いが武器になった。現在のように指導が画一的で、個性がスポイルされる時代には、彼らのような強烈な個性と高い能力の持ち主が一堂に会するという奇跡は起こりにくくなっている。彼らは日本中に放牧されたなかから集められた「天然の一級素材」だったのだ。
黄金世代が、その名を日本サッカー界やファンに轟かせたのは、1999年のナイジェリア・ワールドユースである。FIFA主催の世界大会で日本は史上初となる準優勝に輝いた。
この「準優勝」という結果が黄金世代のスタートになった。
もし、彼らがベスト8くらいで終わっていれば、「優秀な選手が揃った世代だった」というレベルの評価に終わり、それほど注目もされていなかっただろう。だが、決勝に進出し、世界と互角に戦ったことで彼らは高く評価され、世間の注目を浴び、多くのひとに見られることでさらに成長していった。下の世代の選手には、「あの舞台に立ちたい」と思わせるモチベーションを生んだ。そして、ファンには「日本サッカーは捨てたもんじゃない」と今後への期待を膨らませてくれた。
これが非常に大きかった。
この前年、フランス・ワールドカップに初出場した日本代表はグループリーグで3連敗を喫し、世界がとんでもなく遠いことを選手もファンもメディアも思い知らされた。その結果、ワールドカップ前に大きく膨らんだ期待はあっという間に萎み、世界との差に日本サッカー界は打ちひしがれていた。そんななか、世代別カテゴリーとはいえ、若き精鋭たちが世界の強豪を打ち負かし、決勝にまで進出したのだ。その偉業は98年の悪夢から日本を目覚めさせ、選手たちは「俺たちでもやれるんだ」と自信を取り戻し、2002年日韓ワールドカップに向けて大きな希望の灯をともした。
黄金世代が日本サッカー界のV字回復、その着火剤となったのだ。
現在に至る日本人選手の海外移籍の流れを作ったのも、彼らだった。
最近では前回のU-20ワールドカップで堂安律が活躍し、オランダへの移籍が決まったが、99年のワールドユース後は大会のベスト11に小野と本山が入ったのにもかかわらず、誰ひとりとして海外移籍が実現しなかった。当時は、中田英寿がセリエAでプレーしていたが、日本代表のトップの選手しか海を渡れなかったのだ。それほど海外移籍は狭き門だったのである。
小野たちが海外に行くまでナイジェリアから2年間の時間を要している。
彼らはスポンサー枠や客寄せパンダではなく、個々の力を評価され、しかも有名クラブへの移籍を実現させた。小野はオランダの強豪フェイエノールト、稲本はプレミアリーグのビッククラブであるアーセナル、高原はアルゼンチンの強豪ボカ・ジュニオルスである。その後、中田浩二、小笠原満男らも欧州に渡った。
小野は、その技術の高さと独特のセンスで入団1年目から活躍し、UEFAカップで優勝、その後もオランダやドイツで活躍した。アーセナルでの稲本は1試合も出場できずに苦しんだが、02年日韓ワールドカップで活躍してフルアムへの移籍を勝ち取り、約9年間、海外でプレーした。
そうした彼らの活躍と努力の跡に海外への道が開かれ、その後、長谷部誠、本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司らが海外移籍へのチャンスを掴んだ。いま、若い選手たちが比較的容易に海外へ飛び出していけるのは、自らの実力もあるが、小野たちが作った道でもあるといっても過言ではない。
2019年4月20日 18時9分サッカーダイジェスト
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/16346760/
写真
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/8/b/8b6d6_1429_436f1e28_6d12c2e0.jpg 日本代表への貢献度もすこぶる高い。
黄金世代の選手たちは、ワールドユースに続く2000年のシドニー五輪でも、U-23日本代表の中心的存在となり、フィリップ・トルシエ監督の「申し子」と謳われて、日本代表の中核をも担っていった。それは日本代表にとってとても大きな意味を持っていた。
ひとつは、トルシエ戦術の良き理解者であった小野や稲本は、A代表のチーム作りで「フラット3」の手本となっていた。そのため、チーム作りはトルシエの想像を超えるペースで進んだ。2000年のアジアカップでチームはほぼ完璧に仕上がり、圧倒的な強さを示して優勝を果たしている。
もうひとつは、彼らがチーム内の競争を刺激したという点だ。年上の選手たちは「こいつらに負けられない」と意地を見せ、それがチーム力を高めるひとつの要因となった。
代表人気を飛躍的に伸ばしたのも彼らだ。
小野や稲本らの人気選手は空前のワールドカップ景気と重なって一気にブレイクし、あらゆるメディアがこぞって彼らを取り上げた。一般のファンも選手個人から代表へと興味が広がり、代表の注目度はフランス・ワールドカップ時をはるかに凌ぐ大きなものとなる。彼らの人気が代表の人気を押し上げていったと言えるだろう。
もちろんその実力を、結果で証明してみせた。02年日韓大会のロシア戦で稲本はワールドカップ初勝利となる歴史的な決勝ゴールを決め、中田浩はフラット3を敷く最終ラインで4試合にフル出場を果たした。06年ドイツ・ワールドカップでは黄金世代が23名中8名も選出されるなど一大勢力に。もっとも、ドイツ大会で試合に出場できたのは高原や加地亮らごくわずかな選手のみ。彼らは力があるからこそ自らのエゴを強く押し出してしまい、それがグループリーグで敗れ去ったひとつの要因ともなった。
79年組の選手が黄金世代になり得たのは、トルシエの存在を抜きには語れない。
彼らの能力の高さを知ったトルシエはワールドユース前にブルキナファソ合宿で劣悪な環境の下でプレーさせ、メンタルを磨いていった。それがあったからこそナイジェリアでのさまざまなハプニングにも彼らは笑って対応し、タフに戦うことができた。そうして、結果を出した彼らを五輪代表やA代表の中心に登用することで、さらなる成長を促した。トルシエは彼らがステップアップする道筋を描いてくれたのだ。トルシエがいなかったから黄金世代は、その輝きを半減させていたかもしれない。
黄金世代は、平成中期の日本サッカー界を先頭に立って引っ張ることで、革命的に発展させ、さらにワールドカップでは成功と失敗の両面で大きな財産と教訓を残してくれた。ただ、スポットライトを浴びた選手だけが黄金世代ではない。ナイジェリア・ワールドユースに出場した18名以外の同世代の選手たちもまた、黄金世代に当たる。いまも現役でプレーする坪井慶介をはじめ、みな息の長いプレーヤーになったのはこの世代の大きな特徴であり、それこそが、日本サッカー界への大きな貢献と言えるだろう。
いまもなお、遠藤や小野、稲本、南雄太らは現役でプレーし、それぞれの所属クラブに経験以上の財産となるものを残してきている。引退後も彼らはなんらかの形で日本サッカー界に携わっていくだろう。指導者になるのか、クラブの経営側に立つのか、それともメディアで活動するのかは分からない。いずれにせよ次のステージでも、彼らが日本サッカー界で確かな存在感を示していくのは間違いない。
そうして、黄金世代が日本サッカー界を大きく変えていくだろう。
20年前と同じように―――。 この世代は上手いけどなんかヘラヘラしててひ弱な印象なんだよな
28年ぶりにオリンピックに出場した前園たちのチームの方がギラギラしてて心を打ったよ 小野があの怪我しなければとも思うが
総体的にメッキ >>5
シャビ、ガブリを覚えてるわ
決勝に小野がいたらとか今でも考える 世界見渡しても98年組はおろか、2002年組ですら
もうほとんどプレーしてないのに
この世代の日本代表は息が長い
本当の黄金世代だったな 今の世代別からA代表への定着率を考えるとものすごく優秀だろ 稲本はウェストブロムウィッチアルビオンのイメージしかない 当時は最後の高校部活世代とか言われたな
次はジェフの阿部が台頭して、これからはユースじゃないと代表選手にはなれないなんていわれてたっけな
全くそんなことなかったが イベントに向けた投資がしっかり結果を残した
黄金世代はワールドカップに向けた投資の結果
東京五輪世代も投資されてる世代だから楽しませてくれることを期待してる >>12
あの頃の代表は若返りの時期だったから運良かったのもあるよ 中田はビジネス面で秀でていた
黄金世代はサッカー小僧だった 日本では天才に見えても欧州行くと大したことないんだなぁってのを実感した時代
名波とかもダメだったし
そのあとの世代になって香川がJ2からドイツいってスタメンなって優勝したりしてびっくりした ロンドン五輪のベスト4もなかなかの快挙だと思うんだが 2002年の日韓W杯前の、高原のエコノミー症候群が一番悔やまれる。
あの時の高原はキレッキレだったのに。 >>20
そこに稲本も加えないと
怪我して行けなかったがDFの金古など高校組も期待されてたけどね ワールドユースメンバーでパッとしなかったのは当時大宮の氏家と湘南の高田ぐらいだな
それ以外はキャリアも長くてそれなりの足跡を残している >>22
そもそもシドニー世代以前の日本代表と今の日本代表ではレベルも層の厚さも全然違うしな >>12
まともに育成された最初の世代だからってのもある
逆にいうと、それまで代表に選ばれてた連中が世界標準と比べていかに低レベルだったかも 2002年世代がこれから監督になっていくと思うが一番成功するのは戸田か中田(浩二)だろうね 若い時はテクニックがあればなんとかなるがフル代表になると、
180センチ以上が当たり前で若い世代では経験できないタイプのサッカーが行われるから。
パス回して勝てるほど甘くはない。 >>12
時代の過渡期だからな
前園がA代表から落ちていったときに
代わりが20の中田というのも
当時の選手層の問題 >>16
持病抱えてなかったらなあ、海外に出たろうに 奥大介も松田直樹ももうこの世にいないというのがいまだに信じられない なんだったのか?という問いには
全ては小野としか言いようがない
小野がいなければ黄金世代になっていなかった 夢はあったよな
黄金世代自体がってよりも、これからどんどんレベルが上がっていって
20年後くらいには伝統的な強豪国に近いレベルになってるんじゃないかって思った 本山はドリブルのイメージあるんだろうけど
普通に抜けなくなってたんだけどな 女性が”レンタルなんもしない人”を借りてナンパ避けする話に”なんもしない”の価値の高さを感じる「性的なことを求めない異性って心強い」
http://cozakiz.koshigi.com/507427918/427369 どうして当時の中田や小野はフル代表と世代別掛け持ちできたのに
堂安とか冨安は五輪代表に呼んでくれないの?
久保も上優先でワールドユース出ないって噂だし >>46
中田は早期引退
小野は慢性的な怪我
こうならないようにじゃない? >>46
昔は世界を体感するのを優先してた感あるけど
今はリーグでやった方が成長できるって考えになったんじゃないの あの時代より競技人口増えて指導者のレベルも上がってるのになんで選手のレベルが落ちてるの? 黄金の世代からJリーグの層が厚くなった感はあるな
この下の世代からなかなかレギュラーになりづらくなった シドニー 黄金世代
アテネ 谷間世代
北京 谷底世代
結局大差なかったな
北京が一番頑張ったまである 久保は既に飛び級で出てるし五輪に出られる選手は全員出るだろ >>46
W杯予選がなかったからな
今は年代別ACL海外クラブだとか
いろんな縛りがあって選手集めるのも一苦労 シドニーの時は五輪代表をベースに2年後のワールドカップの代表を組むって考えがあったんやろ
ワールドカップの予選だってなかったし
今はフル代表クラスの選手ならA代表優先、ワールドカップ予選優先ってことじゃね? 選手の中で五輪はそんな大きく無いのかもね
香川も絶好調の時五輪には興味無いって言ってたし実際出なかった
東京五輪に興味あるとかほざいてては?って感じだがw >>50
ゆとりだからやろうなあ
昔みたいな指導できなくなった >>52
谷間の長谷部が一番長く活躍してるのがウケるね
しかもアテネ五輪には選ばれなかったし、浦和のスカウトが長谷部にオファーしなかったからサッカーやめてた可能性も大だったし
将来的に大成できるかどうかはわからんものだな 海外で大成した選手はいないよね
小野はUEFAカップ獲ってるけど >>50
全体的にはレベル上がってるでしょ
あの頃の代表は流れから点取れない言われてたし 黄金世代が大成功を収めなかったのは
彼らの最盛期に中田中村をアンタッチャブルにしたジーコの責任が大きい
絶好調の小野を外して発熱の中村をW杯本番の先発に使ったくらいだからな >>64
小野は浦和に移籍した時点でジーコに見切られたんや >>46
結局五輪代表のベストメンバーは予想つかないままだな
堂安冨安OAで大迫来れるならかなり期待できるんだが Jリーグデビュー時の永井雄一郎は衝撃だったけどな
当時バリバリのA代表CBの井原と小村を軽く振り切ってゴール決めてた >>46
トルシエジャパンは自国開催で予選がなかったから代表の試合ほとんど強化試合に使えた
WY五輪A代表とトルシエが掛け持ちしてたから同じ戦術を覚えるだけでよかった
その後同じように内田や清武を掛け持ちさせて壊した
内田に至ってはWY五輪を掛け持ちしながらA代表でW杯予選を戦い鹿島でリーグACLカップもあって
プロ1年目からたくさんの監督の戦術をすべて同時に頭に入れないといけない過酷さ
選手を壊さないためにもドイツみたいにA代表呼ばれてる若手はU代表の活動は免除させる方が正しいと思うぞ めっちゃ上手い奴らが集まってるのに
本田、堂安みたいな野心家が一人もいない世代という印象
結果よりも楽しくやろうぜ、みたいな あの当時、強引に若返りした訳ではなく、単純な競争で
ふるいにかけた結果若返ったんだよな
99年組とその上の世代には相当な差があった ロシアワールドカップで決勝トーナメント進むレベルにまで日本サッカーのレベルは上がってるからな >>50
別に落ちてないだろ
日本代表史上最強のチームは日韓やドイツではなく普通にロシア大会でしょ 中田とかも込みでシドニー世代の方がしっくりくる
日韓WCは23人中13人がシドニー五輪出場出来た年齢
もうこんな時代来ないと思う >>76
南米選手権でたA代表がダメって事がわかったから
若返りが進んだんだよ >>74
掛け持ちが無理なら来年までフル代表より五輪優先にできないものかな
自国開催だしメンツ揃ってるし今回はチャンスだと思うんだけどな >>80
ロシアワールドカップの主力になったじゃん >>1
この前世代はJリーグ創世記の元サラリーマン選手たち
だったから若くしてすぐにポジションをとれたというのが大きい。
幼少期からプロを目指して指導を受けた最初の世代だろう。
だからトルシエ以前に岡田によって18才19才で何人もA代表入りしてた >>76
99年で区切るのは違うんじゃないか?
その二つ前の中田や松田や楢崎が出てきた世代から急激にレベルが上がったと思う >>46
堂安と冨安は海外クラブでスタメンだから
アンダーの代表招集には拘束力がないので
拘束力のあるA代表に呼んでる 保護者会にて保育士『みなさんの自己紹介と推しの紹介をお願いします。私はミスチルです。』→大変盛り上がる結果に…TLでは賛否両論の意見が出る
http://cozakiz.koshigi.com/6621798952246/89639c7 >>85
ロシアでは大分衰えてたけど全盛期比較で香川、本田、長友、岡崎、長谷部等が黄金世代に劣るとは思えないな >>81
17だったサンタクルスにボコられたのと
伊東輝のすごいドリブルだけが想い出のコパアメリカ 来年の五輪で結果残せれば、潮目は変わってA代表の構成は激変するんじゃないかな
今は世間への浸透ほとんどなくて空気になってるけど >>66
あの移籍は本人も激怒してたがな
浦和が馬鹿すぎ >>1
男女共に黄金世代だった
バロンドールの澤さんもこの世代だよね 本山って当時のJでもなかなかレギュラー取れなかったのに >>90
言われてみればそうだけど同レベルくらいなんだよな
決定的に日本サッカーのレベルが上がったとは思えないんだよなぁ 本来のシドニー世代はドイツW杯の世代だからな
シドニー→ドイツ
アテネ→南アフリカ
北京→ブラジル
ロンドン→ロシア
それぞれのW杯チームの中核メンバーはその8年前のオリンピックメンバー
オリンピックでもワールドカップでも結果を残してないのは本田らの北京世代のみ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています