2軍で調整中の阪神・藤浪晋太郎投手(25)が18日、鳴尾浜で汗を流し、23日からのウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で登板することを示唆した。
3月12日の中日戦(ナゴヤドーム)以降、1カ月以上実戦のマウンドから遠ざかっていたが、ようやく復帰のメドが立った。

必死に何かをつかもうとした1カ月だった。やっと、光が見えた。
藤浪が「4・23」のソフトバンク戦で新たな1歩を踏み出すことを明かした。

「それくらいかなと思います。首脳陣と相談して」

オープン戦では制球難から抜け出すことができなかった。
3月2日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、右腕を少し下げたスリークオーター気味のフォームで2回無四球無失点の好投。

復調の手応えを感じたかに思えたが、同12日の中日戦で4回無安打1失点も4四死球、2暴投。試合後、自ら2軍降格を申し出た。プロ7年目にして初めて開幕ローテから外れた。

2軍降格後は、もがき続けた。連日のブルペン入りや、安藤2軍育成コーチらと最後までグラウンドに残り、キャッチボールなどでフォームの確認を行った。
2段モーション気味のフォームやキャンプ終盤で一度は封印したワインドアップを再び試したりもした。

藤浪の完全復活はチームに取って不可欠だ。ガルシアが抹消されるなど、開幕前は盤石とみられた先発陣も厳しい状況。「いい感じで投げられている。
だからこそ実戦入ってるわけですし、悪くないと思います」とここまでの手応えを口にする。苦しみ続けた藤浪の2019年がようやく“開幕”する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00000012-sanspo-base
4/19(金) 7:00配信