昔、広島カープの選手を新横浜駅で見た時、俺はB級グルメ2連敗のテキ屋軍団が東京に攻めてきたのかと思った。

新幹線の扉が開くと、まず先導という形でチンピラ風貌の新入り長野久義が野生のカピパラ三匹を連れて降りてくる。
続いてガンを飛ばしながら若手筆頭といった感じの會澤翼が降り、荒川区出身の虚カス鈴木誠也がこれに続いて出て来る。
次にスラム街の殺し屋ラッパーバティスタに、前科39犯ドット218の幹部ランスが続き顔面凶器という雰囲気の中ア翔太が相次いで降りてきた。

最後に鋭い眼光を飛ばしながら新井貴浩に先導されてthe組長という感じの黒田博樹と金本知憲が金の装飾を施された衣笠祥雄の亡骸が入った桐の柩を担いで降り立った時、俺はもう巨人は終わったと思った。