熱狂しているファンも数多くいることだろう。
プロ野球の醍醐味がスタジアムでの観戦。そのスタジアムの“華”として日々、汗を流して働いているのが、各ビールメーカーの売り子たちだ。10キロを超える
ビールのタンクを背負い、階段ばかりの球場内を歩き回るのはかなりの重労働だが、日本独特の文化で、スタジアムを訪れる外国人観光客からの注目度、人気も高い。
福岡ソフトバンクホークスの本拠地ヤフオクドームで働く売り子たちもまた、それぞれに人間模様がある。“美女どころ”と言われる福岡の売り子さんを紹介していく人気企画
「福岡発 売り子名鑑2019」では、ヤフオクドームで輝く売り子美女たちを紹介していく。“お気に入り”の売り子を見つけ、球場での観戦の楽しみの1つとしてもらえたら幸いだ。
第4回はキリンビールの「さき」さんだ。
バックネット裏から三塁側内野席までを持ち場とする「さき」さん。スタンドのファンからも、タレントの藤田ニコルに「似ている」と何度も言われたことがあるという19歳の
“美女”だ。今季が2年目ではあるが、実質的にはまだまだ“ルーキー”と変わらぬ立ち位置にいる。
「野球に興味があって始めたわけではなく、興味本位でした。楽しそうだな、女の子の友達が欲しいな、と。同じ年代の女の子がいっぱいいるという軽い気持ちで始めました」。
昨年5月に売り子の世界に入ったものの、昨季勤務に入ったのはわずか8回だけ。「もう1つバイトをしていて掛け持ちするために始めました。でも月1回くらいしか入っていなくて…」。
昨季まではレアな存在だった。
それが、今季は一転「売り子1本でいきます」という。どこで心変わりしたのか。どこに売り子の魅力を感じたのか。「私、部活動をやったことがないんです。
『あ、部活ってこんな感じなのかな』と。先輩がいて、教えてくれる人がいて。ライバルというか仕事中は競い合って、でも仕事が終われば仲間で。そういうのが自分にとって
新鮮で楽しく感じました」。楽しさを知ったことで今季から軸足を売り子に移し、開幕前にはもう1つの方のアルバイトも辞めたという。
もちろん厳しさも感じている。「目に見えて数字が分かるところがしんどいですね」。仕事が終われば、その日の販売数がすぐ分かり、他の売り子との“差”を嫌でも
感じることになる。まだ“新人”とほぼ変わらぬキャリアだけに、最高の販売数でも100杯に届くか、届かないか、ほど。今後の“伸びしろ”に期待だ。
かつては、お気に入りのアイドルを追いかけることを趣味としていた時期がある彼女。「もう解散しちゃったんですけど、『流星群少女』というアイドルグループが好きでした」
というが、現在は「他の女の子よりも自分に対して時間もお金も使おうと思っています。以前は自分以外に時間とお金を使っていて、外見も内面も疎かにしていたので」と
自分磨きに意識を向けるようになった。
高校1年生まではクラシックバレエに汗を流し「体力には自信はあります」という「さき」さん。「これからも売り子として頑張っていこうと思っているので、
来年、再来年と飛躍を遂げられるように土台を築く1年にしたいと思っています」。まだ、売り子としてのキャリアはスタートしたばかり。これからの「さき」さんの活躍に期待だ。
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