0001鉄チーズ烏 ★
2019/04/15(月) 06:26:39.52ID:HjlqDWgO9残り1枠の代表の座を争ったレースの主役は20キロがメインの鈴木らだった。17年世界選手権50キロで5位以内に入った3選手は、そのスピードについていけなかった。同大会銀メダルの荒井広宙(富士通)は3時間43分2秒で4位。「例年なら代表に入れる記録。50キロの常識が覆された」と衝撃を隠せなかった。
初めて50キロに本格的に挑戦した鈴木の勝利の決め手は37〜42キロのスパート。1キロごとのラップを4分4〜11秒と飛ばし、後続を引き離した。これまでの50キロの常識では、1キロ当たりのラップは4分20秒台。4分15秒でも「速い」と感じるペースで、荒井ら50キロを得意にしてきた選手にとって、鈴木のラップは想定外のスピードだった。
鈴木だけではない。16年リオデジャネイロ五輪20キロで7位の松永大介(富士通)も50キロ初出場で、前半は1キロ当たり4分10秒前後のラップで先頭を歩き、1キロ以上のリードを作った。35キロ過ぎに右足裏の皮がむけて棄権したが、「体力的にはまだいけた」と悔しがった。
20キロは2、3月に行われた代表選考会でレベルが上がり、実力者の鈴木、松永が敗れて50キロに回ってきた。50キロは従来の持久力に加え、スピードも求められることになり、日本陸連の今村文男・五輪強化コーチは「新しい流れになる」と見る。今秋以降に行われる東京五輪代表の国内争いは、激しさを増しそうだ。【小林悠太】
毎日新聞 2019年4月14日 23時54分(最終更新 4月14日 23時58分)
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20190414/k00/00m/050/121000c
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/04/14/20190414k0000m050058000p/9.jpg