これまでも多くのチャリティー活動を行なってきたシンガーのテイラー・スウィフトが、直筆の手紙を添えてLGBT+コミュニティを支援する団体に募金した。(フロントロウ編集部)

■チャリティー活動に精力的なテイラー・スウィフト

 今回テイラー・スウィフトが寄付した、LGBT+支援団体テネシー・イクオリティ・プロジェクト(Tennessee Equality Project )があるのは、保守派が多いことで有名なアメリカのテネシー州。

 現在、テネシー州では「Slate of Hate(意:嫌悪の岩)」と呼ばれる6つの法案が審議中。これは、トランスジェンダーの人々にジェンダーアイデンティティではなく身体的性別のトイレを使わせることを強要し、違反した場合は逮捕できるといったものや、養子縁組を斡旋する団体が、養子を希望する夫婦の宗教やアイデンティティによって差別をすることを許すといったものまであり、もしこれが議会を通ってしまえば法的に差別が許される事態になってしまうと、人権団体から大バッシングを受けている。

 それを防ごうと活動する団体TEDに、今回テイラーが約1,200万円を寄付。しかもなんと、テイラーは寄付に合わせて直筆の手紙を団体の代表に送った。

「クリス。あなたの活動に、とくに様々な宗教のリーダーたちを集めて議会の『Slate of Hate』に対抗していることに感銘を受けてこの手紙を書いています。私の心からの感謝とこの寄付を、あなたや他のリーダーたちが行なう活動のために受け取ってください。みなさんが、すべての人に尊厳を守る場を与えていることは素晴らしいことだと思います」

 昨年2018年に、若者に多大な影響力のあるテイラーが初めて政治について自分の意見を述べて話題になった。その時に名指しで批判したのも、テネシー州から立候補していた政治家だった。

 ちなみに、テイラーは2012年に「最もチャリティーに貢献した有名人」に選ばれたこともある。(フロントロウ編集部)


2019-04-10
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