【金子大地/モデルプレス=4月8日】浅原ナオト氏の小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を原作としたNHKの連続ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』の第一話試写会が8日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の金子大地をはじめ共演の藤野涼子、小越勇輝、谷原章介が出席した。

ゲイをひた隠しに生きる主人公の高校生・純を演じ、NHK初主演をつとめた金子は「僕にこんなチャンスをいただけるなんて嬉しくて、ちょっと難しい題材ですが是非頑張りたい、一生懸命演じたいと思いました」とコメント。「原作を読んですごく色々なことを知り、ゲイについても自分なりに勉強したんですが、日本にはLGBTの人たちがこんなにいるんだというくらいいることを知った。日本はみんなに言えるような環境ではありませんが、一つ一つみんなが変わっていけばいいなとこのドラマを通して思いました」と性的指向の多様性に真摯に向き合い、感じたことを語った。

■金子大地、谷原章介とキスシーン「すんなりできた」

純の幼なじみ・亮平を演じた小越は、男子高校生のじゃれ合いの一つとして金子の股間をわしづかみにするシーンがあり「きっと大地くんの股間をこんなに揉んだのは僕だけじゃないかと思っています(笑)。本を読んだ時に大丈夫かなと思いましたが、今では普通に股間を揉める仲になりました」と親密な関係性を覗かせる。すると純のゲイ・パートナーで、濃厚なキスシーンも披露する誠を演じた谷原が「こんなにたくさんキスをさせていただいた作品は、女性が相手を含めて初めてです。キスはしましたが、股間をまさぐることはなく…軽くジェラシーを感じました」と対抗。金子は谷原からの熱い視線を感じつつ「誠さんとのキスシーンは緊張しましたが、1回、2回、3回、4回…すんなりできたなと。全然抵抗なかったです」と照れながら感想を述べていた。

制作統括の清水拓哉氏は「BLを扱おうと思ったのは『おっさんずラブ』よりもずいぶん前」と明かし、主人公がQUEENの名曲を愛聴している点についても「原作で描かれたもの」と『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットと関わりはないと説明。「面白がって乗っかっているわけではない。素晴らしい原作にたどり着けて本当によかった」と経緯に触れ、純と付き合い始める腐女子・三浦さんを演じた藤野も「今までLGBTの人たちについて考えたり勉強する機会が全くなかったので、原作で一から勉強しましたし、ゲイの方に実際にお会いしたりもしました。勝手なイメージがありましたが、それとはかけ離れていて、皆さんもこのドラマを見て家族や友達と少しでもそのことについて話せるきっかけになればと思っています」と話した。

ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』はNHK総合にて4月20日よる11時30分〜11時59分スタート、連続8回予定。(modelpress編集部)


2019.04.08 13:19
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