前立腺がんを患っていることを公表した演出家の宮本亜門氏(61)が、8日放送のTBS系医療バラエティー「名医のTHE太鼓判!3時間SP」(後7・0)に出演。病状はがんの進行度合を示す
ステージ0〜4のうち、他の臓器への転移がないステージ2であることが明かされ「なんて俺は幸せ者なんだ」と涙した。

 宮本氏はこれまで簡易的な検査しか受けてこなかったが、今年1月に61歳となり、「精神的にも体力的にも自信がなくなってきている」と、2月下旬に東京都内で本格的な人間ドックを受診。その際、
前立腺に約1センチの腫瘍が見つかり、3月上旬に受けた精密検査で前立腺がんと診断された。

 骨や臓器への転移を調べるために後日再検査を行ったが、骨や臓器への転移は認められず。ステージ2との検査結果を告げられると「なんて俺は幸せ者なんだ」と目元を拭い、「全摘出(手術)を
お願いします」と医師に決断を伝えた。

 病室から出た宮本氏は「できることを精一杯やらせてもらいます。今はもうそれしかないな」と胸をなでおろし、「体を意識して生きていくってことが本当に大事なんだなと思いました。最高の教訓を
教えてもらったというか。人生観変わったな、少し」と実感を込めた。

 目標は「100歳以上生きる」ことだとし、「僕はやりたいことまだ20%くらいしかやってないですからね」と笑った。

■前立腺がん

 前立腺の細胞が何らかの原因で無秩序に増殖を繰り返す疾患。男性のがん罹患率で上位に位置し、特に65歳以上に多い。早期発見すれば治癒することが可能。近くのリンパ節や骨に転移することが多い。
比較的進行はゆっくりで、寿命に影響を及ぼさないと考えられる前立腺がんもある。これまで梅宮辰夫(81)や西郷輝彦(72)が罹患した。

サンスポ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00000580-sanspo-ent
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