演出家の宮本亜門氏(61)が、前立腺がんを患っていることが2日、分かった。8日放送のTBS系医療バラエティー「名医のTHE太鼓判!3時間SP」(後7・0)の企画で2月下旬に人間ドックを受診し、約1センチの腫瘍が前立腺に見つかり、3月上旬の精密検査でがんが判明した。症状の進行段階など詳細は同番組で明かされ、今後は医師と相談しながら治療に専念するとみられる。

 日本を代表する演出家として世界中の人を魅了する宮本氏が、活躍の裏でがんに侵されていた。

 TBS系「名医のTHE太鼓判!」はお笑いコンビ、アンジャッシュとタレント、山瀬まみ(49)がMCを務める医療バラエティー。8日は「春の芸能人余命宣告3時間SP」と題し、宮本氏や1月に脳動脈瘤(りゅう)治療の手術を受けた安田大サーカスのクロちゃん(42)、ムード歌謡グループ、純烈の酒井一圭(43)や後上翔太(32)ら10人が人間ドックを受診。7人の番組医師団から余命宣告される。

 同番組は2017年5月に歌手、麻倉未稀(58)の乳がん、18年7月に女優、東てる美(62)の肺がんを早期発見してきた。

 宮本氏はこれまで簡易的な検査しか受けてこなかったが、今年1月に61歳となり、「精神的にも体力的にも自信がなくなってきている」と2月下旬に東京都内で本格的な人間ドックを受診。その歳、前立腺に約1センチの腫瘍が見つかり、3月上旬に受けた精密検査で前立腺がんと診断された。

 番組は検査結果の告知や精密検査などに密着しており、宮本氏は不安な表情で「腫瘍なんて言葉、自分の人生で聞くとは思わなかった」と吐露。同時期に演出を担当したミュージカル「プリシラ」の現場では病気を隠し、「演出の面白みが分かってきた」と語るなどプロ魂を見せていた。

 がんの進行状況や転移の有無など詳細は放送で明かされ、がんになった胸中も初告白。今後は医師と治療について相談しながら療養に専念するとみられる。

 演出の仕事は、26日に東京ミッドタウン日比谷で行われるイベント「Hibiya Festival」のオープニングショーや7月26〜28日に横浜アリーナで上演されるアイスショー「氷艶hyoen2019−月光りの如く−」など多数あり、仕事への影響も心配される。


4/2(火) 20:39配信 サンケイスポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190402-00000585-sanspo-ent
宮本亜門氏
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