ペイトリオッツがロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)を13-3で下した2月の第53回スーパーボウル(Super Bowl LIII)で、司令塔としてチームのタイトル獲得に貢献した41歳のブレイディは、「現役を引退する。これからは空いた時間にツイートするつもりだ」とつぶやいた。
エイプリルフールの4月1日に、自身の公式ツイッターで初めての投稿を行ったブレイディは、その1時間後に出した2度目のツイートで、「笑えないジョークだったかな?」と投稿し、悪ふざけであることを理解していなかった一部ファンの不安な気持ちを和らげた。
この騒動は6時間で20万人近くのフォロワーを引き付けたが、ペイトリオッツファンにとってブレイディの将来は笑い事ではない。同選手は45歳までチームの攻撃陣をけん引したいと宣言しているが、自分より年齢が半分も若い選手を相手に肉体を酷使するスポーツにおいて、どれだけ長く「引退時期」にあらがうことができるのかファンは不安を抱いている。
8月に42歳の誕生日を迎え、ペイトリオッツ一筋で9月にキャリア20年目を迎える予定となっているブレイディの今回のツイートに対して、チームも公式ツイッターで反応し、「笑えるよ、トム。トム・ブレイディがツイッターを開始し、エイプリルフールにペイトリオッツネーションをパニックに陥れた」とつづった。
チームはその後もブレイディが自分の携帯電話を見つめている写真を投稿し、「われわれのクオーターバックは、41歳にしてツイッターでのキャリアを追求している。彼はアメフト、家族、そしてスーパーボウルリングを愛している。そして、一躍有名になるチャンスを虎視眈々(たんたん)とうかがっている。だからツイッター、トム・ブレイディをよろしく」とツイートした。
ブレイディは2002年、04年、05年、15年、17年、そして今年のスーパーボウルでペイトリオッツを優勝に導いているほか、QB史上最多記録の通算237勝をマークしている。(c)AFP
2019年4月2日 11:39
発信地:ニューヨーク/米国
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