45周目、ルクレールは「エンジンが何かおかしい!」と訴え、ペースが1秒ほど低下する。46周目にはさらに2秒もスローダウンして後方からハミルトンが急速に近付いていくる。
MGU-Hからの回生ができなくなっており、ストレートでディプロイメントが切れてスピードが伸びず、48周目の最終コーナー手前でハミルトンが易々と抜いて首位を奪い取っていった。
ルクレールは後方のボッタスとの間に30秒のギャップがあり、1周5秒遅いペースで走り続ける。ルクレールはMGU-Hが使えずストレート最高速が40km/hも低下している上に燃費セーブも必要となり、ペースは1分41秒台まで低下。
6秒速いペースで追いかけるボッタスが追い付き、54周目にパスして2番手へ。
フェルスタッペンも追い付いていくが、54周目のターン1ではヒュルケンベルグがエンジントラブルでストップ。さらに同じ周のターン1でリカルドもパワーを失ってストップ。
電気系の警告表示が出ており車両回収がすぐにはできないためセーフティカー導入となり、フェルスタッペンは僅かに表彰台に届かなかった。
セーフティカー導入のままハミルトンが今季初優勝を飾り、2位ボッタス、3位にルクレールが入り不運に見舞われたものの自身初の表彰台獲得を果たした。
フェルスタッペンは4位、5位ベッテル、ノリスが6位でF1初入賞、7位ライコネン、ガスリーは8位まで挽回、9位にアルボンが入りこちらも初入賞を果たし、10位がペレスという結果になった。