サッカー・日本代表合宿(18日、横浜市内)キリンチャレンジ杯2試合に向けて、一部海外組を除く17人で練習をスタート。
昨年のW杯ロシア大会以来の代表復帰となったMF香川真司(30)=ベシクタシュ=は、トップ下の定位置と背番号10の奪回に闘志を燃やした。
日本は22日に日産スタジアムでコロンビア、26日にノエビアスタジアム神戸でボリビアと対戦する。

強風に金髪をなびかせながら、MF香川が思いのたけをぶちまけた。その目の輝きは、これまでより増していた。

「高いレベルで競争したい。一からのスタートになるが、結果を出していきたい」

昨夏のW杯ロシア大会以来、約9カ月ぶりに代表復帰。初日はランニング中心のメニューで、若手とともに汗を流した。
ロシアを“集大成”と位置づけていたが、「今はカタールに向けて考えている」と断言。3年後のW杯へ、高ぶる気持ちを抑えきれなかった。

生き残りをかけて、まずは森保ジャパンでトップ下に定着したMF南野との競争が待つ。
「南野とはタイプが違う。彼は推進力があってパワーもある」と、1月のアジア杯では南野のプレーを観察。
6試合1得点の結果に「ゴールはあまりなかったけど…」とライバル心をのぞかせた。

香川は密集エリアでのボールさばきや、相手のプレッシャーをかいくぐるボールタッチは日本屈指。
2月に移籍したトルコ1部リーグでは6戦3発と好調で、日本代表の森保監督は「経験やプレーを若手に伝えてほしい」と期待する。
招集が見送られたDF吉田麻也(サウサンプトン)の代わりに、主将に指名される可能性もある。

背番号問題にも敏感に反応した。香川は「10番? 聞かれるとは思いましたよ」と笑い、
「背番号でプレーするわけではないが、10番は自分にとって誇りではある」ときっぱり。
W杯後はMF中島が付けたエースナンバーへのこだわりは捨てていない。背番号は、20日に発表される。

「この2試合で、どこまでできるか。いいスタートを切りたい」

前日17日に30歳になり、円熟期に入った香川が、代表に新風を吹き込む。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190319-00000010-sanspo-socc
3/19(火) 7:00配信