3連勝ならず――。札幌は17日、札幌ドームで鹿島と対戦し、1―3で完敗した。
3点リードを追う後半40分、日本代表に初選出されたFW鈴木武蔵(25)のアシストから一矢報いたが
2戦連続得点中だった鈴木からゴールは生まれず勝利に導けなかった。
鈴木はきょう18日、日本代表に合流する。
初のフル代表選出で乗りに乗る鈴木が封じられた。直近2試合で3得点も、この日はゴールネットを揺らすことができず、チームも今季本拠地初黒星を喫した。

「失点した後に少し慌てた部分があって、引いたブロックを崩せなかった」。
鈴木が振り返ったように、前半からスペースを消された。持ち味である裏に抜ける動きが封じられ、効果的な縦パスも入らない。
「慌ててボールを(前線に)打ち込む場面が多かった。自分たちの我慢が足りなかった」。
前半12、23分と鹿島FW伊藤に、後半31分にはカウンターからMFレアンドロに決められ、鹿島の底力に屈した。

鈴木とともに今回、日本代表に初選出された鹿島DF安西は、1アシストに加えて90分間通して札幌の脅威になり続けた。
それに対して鈴木は、後半40分には高い打点から頭でFWロペスのゴールをアシスト。
試合終了間際にもDF福森の完璧なクロスに頭で合わせてゴールを脅かしたが、「後半の最後に決定機があった。
もっと最初の方からあれば」。不完全燃焼を悔やんだ。

置き土産の勝利は残せなかったが、18日から日本代表合宿に合流する。
「(リオデジャネイロ)五輪が終わって初めて代表のユニホームを着る。試合に出たら思う存分やりたい」。
この日の悔しさは日の丸を背負って戦う舞台で晴らす。

https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2019/03/18/kiji/20190317s00002179543000c.html
2019年3月18日 05:30