キング・カズ 50歳でゴール
27年目のJリーグが開幕した。四半世紀の歴史を築く中、日本のサッカーは着実に成長を遂げてきた。そして、数々の大記録が生まれている。そこで今回フットボールチャンネル編集部では、多くの記録から5つの偉業をピックアップした。

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 Jリーグ史上初の50代選手である三浦知良は、年齢を重ねてもサッカーへの情熱を燃やし続ける。50歳になって迎えた2017年もゴールを記録。自身の持つJリーグ最年長得点記録を更新するだけでなく、後に「ギネス世界記録」にも認定された。

 対象となったのは、前述の17年のゴールで、これが「Oldest professional football player to score a competitive league goal(リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手)」となり、ギネス世界記録認定となった。当時のカズの年齢は50歳14日だった。もちろん、2019年も現役である。

中澤佑二 フィールドプレーヤー連続フル出場
 昨季限りで現役を引退した中澤佑二氏は、Jリーグの歴史に名を残すレジェンドだ。日本代表としても長く活躍し、チームに絶大な安心感をもたらしていた。

 Jリーグにおいて、178試合で連続フル出場を果たした。フィールドプレーヤーでは歴代最多の記録だ。コンディション調整にこだわり、ピッチで常に高いパフォーマンスを披露。監督が代わるたびに信頼を獲得してきた。たゆまぬ努力が大記録を支えたと言えるだろう。

森本貴幸 J1最年少デビュー
 今季、Jリーグでは久保建英が大きな注目を集めている。17歳ながらFC東京の主力としてプレーし、存在感を発揮。そして、若くして話題をさらったと選手と言えば森本貴幸を忘れてはならない。

 2004年に東京ヴェルディでトップチームデビュー。当時15歳10ヶ月6日で、J1において現在も破られていない最年少出場記録だ。さらに15歳11ヶ月28日で初得点をマーク。こちらもJ1最年少記録だ。和製ロナウドと呼ばれた男はセリエAでもプレーし、南アフリカワールドカップにも出場。現在はアビスパ福岡で奮闘している。

中山雅史 連続ハットトリック
 J1歴代得点王の中で、1シーズンに最も多くのゴールを挙げたのが中山雅史である。1998年、ジュビロ磐田のストライカーとしてゴールを量産。

 4月には4試合連続ハットトリックを達成し、これが「ギネス世界記録」に認定された。後にクロアチアの地域リーグの選手に破られたが、当時の中山は抜群の得点感覚を示していた。結局この年、中山は36ゴールで得点王に輝いている。

中村俊輔 直接FK最多ゴール
 その左足で数々の得点を生み出してきた中村俊輔にあって、FKは代名詞の一つだろう。独特のフォームから繰り出されるキックはことごとくネットを揺らす。チャンピオンズリーグでも印象的な直接FKを決めるなど、世界でも実力を示してきた。

 そんな中村はJ1通算直接FK得点ランキングでトップに立つ。ここまで24得点を挙げ、2位の遠藤保仁に7点差をつけている。昨季は怪我の影響もあってフル稼働できなかっただけに、今季は再び輝きを放ちたいところだ。

2019年3月15日 10時0分
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/16163319/