モデルのローラ(28)が11日、インスタグラムを更新し、ケニアに滞在していることを明かした。

 ローラは「今回はSave the ElephantというTiffanyがサポートしている象を守るチャリティーキャンペーンの撮影とNumeroのカバー撮影でケニアに訪れたんだ」と報告。

「5月末のNumero Tokyoの号は”動物と私”という素敵なテーマなの。前にも投稿で書いたように象は今深刻な勢いで数が減少してきていて、わたしは伝えないといけないことがたくさんあるからこのプロジェクトの終わりにインタビューや体験した事も含めてしっかりと伝えます」と動物保護への熱い気持ちをつづった。

 ローラが訪れたのは北部のサンブル国立保護区。投稿された写真によると、サンブル族が運転するサファリカーに乗り、生き生きと暮らす野生動物の姿を楽しんだ様子だ。

 観光客に人気の高い南西部のマサイマラ国立保護区や、アフリカ最高峰キリマンジャロのふもとに広がる南部のアンボセリ国立公園に比べると、知名度は劣るものの、グレービーシマウマやアミメキリンなど珍しい動物が多く生息していることで知られる。

 また、アフリカゾウも保護されており、繁殖期には周辺の保護区からサンブル国立保護区に多くのファミリーが集結。その数は1000頭を超えるといわれ、欧米の動物番組に撮影されることもしばしばだ。

 一方で、密猟により、巨大な牙を持つオスゾウが年々、減少するなど深刻な危機も抱える。

 アフリカゾウのファミリーは母系集団で構成される一方、オスゾウは単独で行動するため、常に密猟者のターゲットになりやすい。首に発信器がつけられ、GPSで管理されているものの、繁殖期に発信器だけが戻ってくるという悲劇が繰り返されている。サンブル国立保護区では、仲間のゾウが集められたその発信器から離れようとせず、いつまでも寄り添う場面が映像などで報告されている。

 ケニアや隣国タンザニアでは象牙を狙う中国人の犯罪が後を絶たない。アフリカでは道路や鉄道などの建設に中国資本が進出し、その見返りに野生動物を求めることも多い。資金力のあるテロリストとレンジャーの命がけの攻防を含め、密猟を巡る問題は根が深いが、ローラは「みんなで一緒に動物たちをサポートをしよう」と支援を呼びかけた。


2019年03月12日 10時11分
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/1306633/
https://img.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2019/03/708c9315b9392e4baa7093737485de39-1.jpg