[ 2019年3月12日 02:30 ] スポニチアネックス
川内優輝が結婚 極秘交際実った!デンソー所属・水口侑子と5月に挙式

 男子マラソンで4月にプロ転向する川内優輝(32=埼玉県庁)が結婚することが11日、分かった。お相手は実業団のデンソーに所属する水口侑子(33)で、5月に挙式する。川内は公務員ラストマラソンのびわ湖毎日(10日、スポニチ後援)では2時間9分21秒で日本人2番手の8位に入り、世界選手権(9月27日開幕、ドーハ)代表を確実に。最愛のパートナーとともに、大舞台へ歩を進める。

 走るたびに何かを起こしてきた32歳が、私生活で最大級のサプライズを提供だ。4月にプロ転向するため、今月いっぱいで公務員を“卒業”する川内が、独身生活にも別れを告げることが判明した。お相手は川内より1学年上、実業団のデンソーに所属する水口で、妊娠はしていないという。5月に挙式する。

 2人の出会いは、川内が学習院大4年だった08年8月24日のニューカレドニア国際マラソン。今では世界中を神出鬼没に駆ける川内だが、初めての海外レースが同大会。ハーフの部に出場し、1時間7分15秒で優勝を飾った。川内は昨年8月、運命の人と出会った思い出の大会に10年ぶりに出場。「戻ってこられるのはうれしいですね!」と気合全開で駆け、2時間18分18秒で制した。

 かつて、川内は好きな女性のタイプについて問われると、「おとなしい感じで真面目に努力してくれて、一緒に走ってくれる人ですね!」と答えていた。実業団で懸命に汗を流してきた女性なら、最高のパートナーに違いない。母・美加さんや2人の弟も気付かなかった極秘交際を経ての結婚。型にはまらない川内らしく、家族への報告も唐突だったようだ。

 今月末で現役を引退する水口は、10日の名古屋ウィメンズでラストランに臨み、2時間33分57秒で28位。デンソー陸上部ホームページに、「苦しいことの方が多かったように思いますが、10年間続けることができたのも、皆さまのご支援のおかげです。本当に感謝しています。たくさんのいろいろな経験ができました。デンソーで競技をさせてもらえて良かったです」などとメッセージを寄せている。

 同日、水口のゴールの約1時間後の号砲となった、びわ湖毎日で川内は激走。最大目標だった世界選手権の代表入りを確実にし、20年東京五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、9月15日)には参戦しない。プロという新たなステージで世界選手権へ。川内の隣には最高のパートナーがいる。

 ◆川内 優輝(かわうち・ゆうき)1987年(昭62)3月5日生まれ、東京都世田谷区出身の32歳。学習院大時代に関東学連選抜で箱根駅伝に2度出場。4年時の09年2月に別府大分で初マラソン。埼玉県庁に入庁後、公務員ランナーとして世界選手権は11、13、17年と3度出場。14年仁川(韓国)アジア大会で銅メダルを獲得した。自己ベストは2時間8分14秒。1メートル75、62キロ。

 ◆水口 侑子(みずぐち・ゆうこ)1985年(昭60)5月24日生まれ、岐阜県出身の33歳。三重大を経てデンソーに入社。13〜15年に全日本実業団女子駅伝の3連覇に貢献。17年の北海道マラソンでは4位に入った。現役ラストランとなった10日の名古屋ウィメンズは2時間33分57秒で28位だった。ニックネームは「ぐっちゃん」。


川内優輝
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13年の全国都道府県対抗女子駅伝でゴールする三重のアンカー・水口侑子Photo by スポニチ
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