https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&year=2019&month=03&day=07&id=201903070000070
https://p.nikkansports.com/goku-uma/photo/news/00000001/2019/03/07/201903070000070-1.jpg
<追い斬り激論:金鯱賞>
G1馬5頭の豪華メンバーがそろった金鯱賞(G2、芝2000メートル、10日=中京、1着馬に大阪杯優先出走権)の追い切りが6日、東西トレセンで行われた。名物企画「追い斬り激論」では、9カ月ぶりの復帰戦となるダノンプレミアム(牡4、中内田)について討論。太田が合格点をつけた一方で、柏山は4連勝中のエアウィンザー(牡5、角居)を推した。
太田 ヘックシッ!
柏山 つらそうですね。
太田 火曜の晩から花粉症が急激に悪化してな。鼻詰まりで呼吸困難になって眠れず、ほぼ徹夜なんや。
柏山 そんなうつろな目で、ちゃんと追い切りをチェックできたんですか?
太田 本調子ではないけど、柏山が相手なら、ちょうどいいハンデやろ。
柏山 ・・・。本題に入りますが、9カ月ぶりのダノンプレミアムは本調子ですかね? 爪に問題があって昨秋は全休でしたが。
太田 復調ぶりがハッキリ見えたで。単走でCウッド6ハロン86秒9−11秒3。時計が出やすい馬場とはいえ、このラスト1ハロンは出色やろ。
柏山 以前から調教駆けする馬ですよね?
太田 その「以前」の走りに戻ったというのが大事なんや。またがった川田騎手も「この馬らしい動きが戻ってきています」と。猿橋助手によれば「シルエットはそんなに変わってないと思うけど、軸がしっかりした」らしい。ブレない走りになったってことや。
柏山 なるほど。
太田 中内田厩舎は過去1年間の休み明け成績(中12週以上)で、最多勝タイ(12勝)&勝率トップ(23・1%)。休み明けに・強い・厩舎「YTQ」や。その仕上げは信頼できる。
柏山 僕のネタをパクるとは大人げないですね・・・。
太田 大人やから、後輩の反論も聞いたるわ。
柏山 僕はエアウィンザーに魅力を感じます。
太田 その馬はおれも気になってるんやけど、一線級が相手でどうなんやろ。
柏山 4連勝は内容も立派で、着差はそれぞれ首、首、2馬身、3馬身とどんどん広げています。今が伸び盛り。1週前追い切りに乗った武豊騎手も「以前より力強くなった。前走も強かった。(2着馬に騎乗していて)素通りされたからね。(デビューから4戦目まで騎乗して)素質は当時から感じていたけど、まだ幼かったから」と成長を実感してました。
太田 こちらも3カ月ぶりやけど仕上がりは?
柏山 問題ありません。追い切りはCウッド6ハロン89秒6−12秒0でロードラウレア(3歳新馬)と併入。ほとんど仕掛けられなくても、いい意味での前向きさがありました。手綱をとった辻野助手も「能力を出せる状態。動きや息づかいを見ても中身はできている」と好感触でした。
太田 むむっ、ムズムズしてきた・・・。
柏山 花粉症ですか?
太田 いや、浮気性や。エアウィンザーに乗り換えてもええかな。
柏山 つける薬が見当たりませんね・・・。