春のキャンプも最終週に突入し、巨人に異変が起きている。

このオフに大補強した目玉新戦力のひとり、年俸約2億2500万円のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27=前パドレス)のことだ。

24日のオープン戦で2試合連続安打を放ったものの、牽制球を右脇腹に受けて悶絶。そのまま交代となった。
大事には至っていないもようだが、キャンプ中に首脳陣の評価が下がっているというから穏やかではない。
原監督は「ビヤヌエバは実は守備から取った。ファーストしか守れない外国人はたくさん打てないとそこでおしまいだから」と親交のある徳光氏との対談で明かしていた。

さるチーム関係者がこう言う。

「確かに最初は評価が高かった三塁の守備で、最近ミスが目立つようになってきた。
『あれでは一塁だろうね』とはある首脳陣。とはいえ、当初から三塁は岡本の構想。
もともと一塁手として獲得しているわけで、原監督が言うように、打ってくれればそれでいい。
ただ、原監督は『一塁なら打たないと終わり』とも言っています」

一応、安打は出ている。何が不満なのか。

「宮崎1次キャンプの紅白戦から出場しているマジメさは評価の対象だけど、安打は出ても本塁打などの長打がなかなか出ない。
原監督は4番岡本の後の5番を重要視している。
当初はビヤヌエバにこのポストを任せる考えもあったが、実戦に入り、4番岡本の場合、5番は元本塁打王のゲレーロ。ビヤヌエバは6番に入っている。
岡本が欠場しても、打順はゲレーロの後。
これは原監督がゲレーロの打撃を評価している証拠です」(前出の関係者)

原監督が自信を持って「守備力で取った」と言う、その内野守備のメッキがはがれつつある。
昨季、対左投手は打率.336、14発と得意なのに対し、対右投手は.189、6発。得手不得手がはっきりしている。
年俸2億円を超える助っ人が、コツコツタイプの一塁手では割に合わないと思われても仕方がない。

ゲレーロらとの「4」の一軍外国人枠争いでも、必ずしも安泰な立場ではなくなってきた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00000027-nkgendai-base
2/26(火) 12:00配信