尾崎の亡くなる以前の社会には携帯電話もインターネットもなかった
社会はずっと経済が成長していくものという幻想の中にありサラリーマンは勝気で強気だった
消費と浪費の極みをつくし若いことはそれだけで価値があることだった
女子高生が時代の先端とされメディアは女子高生を追いかけ分析した
メディアの王様はテレビ以外ありえなかった
皆テレビの導きに従った
言うなればごく少数の先導者の天下だった
国民の多くは寡黙な観客となり労働と消費に没頭した
何が正しくて何が間違っているかはメディアとジャーナリズムが指揮し
国民はそれに従った
国民は言葉を述べるツールを持っていなかった
だからメディア独裁の時代だったとも言えよう