その「3年A組」と「トレース」はともに第6話まで放送され、視聴率対決は3勝3敗の五分。
放送日が1日違いでほぼ直接対決のため、火花を散らす戦いを繰り広げている。だが話題性の面ではすでに勝負はついたも同然だというのである。

「両作品の検索回数を比べると、『3年A組』が4倍近い差をつけて圧勝。ニュースに取り上げられる回数でも差をつけているのです。
しかも『3年A組』の視聴率は右肩上がりとなっており、『家政婦のミタ』や『半沢直樹』といった過去の人気作品と同様に、最終回で爆発的な数字を記録する可能性も見えてきました。
この調子だとこの1月クールは『3年A組が話題をさらったクール』として記憶され、錦戸の『トレース』は記録の上でも記憶の上でも惨敗してしまう恐れがあるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

第6話終了の時点で平均視聴率は、11.0%の「トレース」が同10.5%の「3年A組」を上回っている。
だがこの僅差が翌週にひっくり返る可能性も小さくない。果たして錦戸は現状に満足しているのか、それとも危機感を抱いているのだろうか。