十数年前、当時絶好調だったフェデラー選手がコーチを代えたことがあった。
その時、彼は「自分の調子が悪くなった時にコーチを代えると、その人のせいになってしまう。
だから良いときに代えるのが理想だ」と説明していた。
今回、大坂選手がバイン・コーチと別れたと聞いて、フェデラー選手のことを思い出した。
世界ランク1位になったこの時期にコーチを代えるのが、誰を傷つけることもなく、ベストのタイミングだった。
今回はおそらく金銭面のトラブルではないと思う。金の問題は金で解決できる。
そもそも成功報酬は最初から契約書に明記されているはずだ。

確かにバイン氏はいいコーチだが、今後の大坂選手がさらに飛躍するためには、もっと技術を磨く必要がある。
バイン氏は彼女のメンタル面を成長させたが、今後は課題とされるボレーやネットプレーの技術を高めるために、それを教えることができるコーチを探すのだろう。
(元デ杯日本代表)

[ 2019年2月13日 06:15 ]
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